ゲレロvsペラルタ
2016年 10月 19日
1Rは上背に勝るペラルタが遠い間合いから飛び込んでパンチ。ゲレロは入り際にボディを合わせ、ラウンド終盤にはボディから左をヒット。ペラルタの動きが一瞬止まる。
身長差がありパンチ力もあるペラルタにゲレロはやりにくそうな様子。3Rには右を立て続けにもらってしまうが、構わず距離を詰め左を叩き込んでいく。4Rはゲレロの左のロングフックが連続してヒットするが、終了間際にペラルタのカウンターの右もヒット。
5Rにはペラルタがボディから打ちおろしの左をヒット。ゲレロは手数が減りペースをつかめない。カウンターを警戒してかゲレロは迂闊に飛び込めなくなり、苦しい展開に。
7R、ゲレロは流れを変えようと強引に前に出て攻勢。しかしペラルタは下がりながらカウンターをヒット。上下左右様々な角度からパンチを出してくる。8Rからお互い有効打が増えてくるが、ゲレロは自分の距離が取れず依然として苦しい展開。9Rにはペラルタの右をもらったゲレロがガクリと腰を落とすが、コーナーにもたれかかる形となりダウンは免れる。
追い上げなければならないゲレロだが10Rに入ってもペースは上がらず、逆にペラルタの左をもらってしまう。一方のペラルタは余裕のある戦いぶりで、11Rはフットワークで距離を取りながら逃げ切りモード。最終ラウンドにゲレロはカウンターを狙うが起死回生の一発にはつながらず試合終了。ジャッジ一者はゲレロについたが、ペラルタが大アップセットの勝利。
この試合のオッズはなんと70対1!1年以上試合間隔が空いていてタクシー運転手をしていた等、ペラルタは噛ませ犬感が満載の経歴だったのだが、これがこういう結果になっちゃうんだもんなあ。パッキャオ復帰戦を前にウェルター級がにわかに慌ただしくなってきた。しかし今回冗談でもペラルタに賭けてた人はひと財産作っちゃったね。