反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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山中激勝!神の左、モレノを粉砕す!

 WBC世界バンタム級タイトルマッチ、山中慎介vsアンセルモ・モレノをテレビ観戦。

 1Rはジャブの差し合いからスタート。お互い様子見をすることなく近い距離でパンチが交錯。モレノが左右のラッシュを仕掛け、山中は足を止めてガード。この後もモレノがキレのあるパンチを出し、山中危ないか…と思ったラウンド終盤、ボディを打とうとするモレノの山中の左フックがカウンターでヒット!劣勢を一発でひっくり返し、山中が幸先のいいスタート。
 ダウンを喫したモレノだがパンチは死んでおらず、右フックがたびたび飛んでくる。山中はヘッドスリップでパンチの威力を殺し、ジャブの差し合いから左。今回の山中は右がよく出ており、調子のいい時の戦い方ができている。
 しかし4R終盤、これまで繰り返し山中の顔面を狙ってきた右フックが遂にクリーンヒット!山中は尻餅をつくようにダウンし、モレノが一気に勢いづく。
 5Rも山中が先に左ストレートを入れモレノの顔面をのけぞらせるが、モレノはまたも右フックをヒット。山中はたたらを踏みながらなんとかダウンを免れるが、要所要所でモレノに有効打を許してしまう苦しい展開。
 山中には嫌な流れで迎えた6Rだが、なおも丁寧にジャブから左を突いていくと、左ストレートがどんぴしゃのタイミングでモレノの顔面にヒット!モレノは一撃でコーナーまで吹き飛ばされ、山中がまたも試合の流れをひっくり返す。このラウンドの残り時間は一発を狙い過ぎた山中が追撃を入れられず終えるが、7Rはダメージが抜けていないモレノに左を叩き込み3度目のダウン。最後はコーナーに詰めた山中が左の連打を打ち込み、モレノがコーナーポストにもたれかかるようにダウン。山中が文句なしのKO劇でモレノを返り討ちにし、11度目の防衛に成功。

 前回同様のジリジリとした技術戦を予想していたのだが、両者序盤から倒す気満々の近距離戦を展開。これがまた噛み合った内容になり、単なるブルファイター同時の削り合いとは一味もふた味も違うダウン合戦を見せてくれた。5Rの時点では「内山に続き山中までも…」という考えが頭をよぎったが、最後に勝負を決めたのはやはり神の左。6Rのダウンは一発で試合をひっくり返すボクシングの醍醐味と山中の魅力が凝縮された場面だった。これ、今年のベストバウトで確定でしょう。

 もう一試合のルイスvs長谷川については、とりあえず一言だけ言わせてもらうと「ボクシングの神様、今日は大盤振る舞いしすぎです」。色々な想いが去来して何をどう書けばいいのか自分でもよく分からないので、まずは本日深夜の完全版を見てから頭の整理をさせてもらいます。

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Commented by みゆパパ at 2016-09-17 10:21 x
本当にヒリヒリした試合でしたね!
痺れました。

1Rのモレノのダウン、そして4Rの山中のダウン。
いずれも効かされてのダウンという感じではなかったのですが、
5Rのモレノの右は効いている感じでしたね。

モレノに初のKO勝利というのは、世界的に見ても評価の上がるものですし、是非海外デビューを目指してほしいものです。
でも帝拳は具志堅の記録超えを目指すような気もしますし、
そもそもSバンタムとSフライに挟まれてバンタムではタレント不足で、
今後の山中のモチベーション維持が心配になります。
Commented by アンドレ・ホグ at 2016-09-17 23:22 x
海外の試合を観てるかのような打ち倒しあいに、思わず拳を固く握りしめてしまいました。
神の左での逆転劇、それでも立ち上がるモレノ。
漫画かよというぐらいに劇的で素晴らしく、そして楽しませてくれた試合でした。
Commented by nugueira at 2016-09-18 20:31
>みゆパパ様
 内山と同様、ここから先は対戦相手だけでなくモチベーションとの闘いにもなってくるでしょうね。統一戦も調整難航という話が聞こえてきていますが。

>アンドレ・ホグ様
 仰るとおり、海外でも滅多に見れないレベルの好勝負でした。長谷川戦も含め、会場観戦していた人たちは間違いなく勝ち組ですね。
Commented by ユウツギ at 2016-09-19 17:20 x
なんという名試合!Σ(゚д゚)
これはもう山中慎介vsリゴンドーですね。
Commented by nugueira at 2016-10-02 10:48
>ユウツギ様
 確かに来日実績もあるので呼べない相手ではないかも…と一瞬思ってしまいましたが、リゴンドー体重落とせますかね。
by nugueira | 2016-09-16 23:32 | ボクシング | Comments(5)