反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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井岡&和気

 ボクシングダブル世界戦の感想を。まずIBFスーパーバンタム級王座決定戦、和気慎吾vsジョナタン・グスマン。
 和気はジャブからワンツー。グスマンはプレッシャーをかけ、距離が詰まると左右の強打を振るう。和気の顔面を浅く捉える場面も。
 2R、和気がバッティングをアピールしたところにグスマンのパンチが入り、ヒザを突いてしまう。頬をカットし流血した和気に、グスマンの右からのワンツーがクリーンヒット!マットに手を突いて2度目のダウンを喫した和気、クリンチで残り時間をなんとか凌ぐ。
 3R、グスマンはボディストレートを連打。さらに左フックで巻き込むように和気を倒し3度目のダウンを奪う。
グスマンは4R以降もボディを効かせると、5Rに右ストレート一閃!顔面を打ち抜かれた和気が弾き飛ばされたようにダウン。追撃をなんとか持ちこたえるが、ラウンド終了と同時にマットにヒザをつく。
 この後も試合はグスマンのペース。やや流しに入った7Rに和気の左をもらって下がる場面はあったが、ラウンド終盤にきっちり反撃。
 8R以降もグスマンは序盤ほど鋭い攻めは出ないものの、要所要所で和気の顔面を跳ね上げるパンチを打ち込んでいく。和気も単発のパンチは入るが、流れを変えるには至らない。
 グスマンも初の長丁場でガス欠を起こしたのか、10Rは下がり続けて時おりパンチを出すだけとなり完全にポイントアウト狙い。和気にとってはチャンスだが追い上げる余力がない。
 迎えた11R、再び手数を増やしたグスマンが上下のパンチを入れ続けたところで、レフェリーが遂にストップ。事実上3Rまでで勝負ありといった感じで、かなり力の差があったか。和気の顔面の腫れを考えたら、もっと早めに止めていてもおかしくなかった。

 続いてWBAフライ級タイトルマッチ、井岡一翔vsキービン・ララ。
 開始と同時に前に出るララ。井岡はガードを固めて落ち着いて対処すると、左ボディから左フック、さらに右ストレート。ララも状態を柔らかく使いながら手数を出すが、井岡は着実にパンチを入れる。
 2R、左右のアッパーを突き上げていくララ。井岡は時おり顔面に被弾しつつもボディーワークでかわすと、右のショートと左のボディ。3Rも井岡が強烈なボディを叩き込むが、ララの圧力と手数は止まらず、小刻みな連打を打ち続ける。このラウンドは手数で取られたか。
 4R、近距離の打ち合いでは依然ララの方が手数で優勢。井岡は左ボディからフックのダブル。
 さすがに接近戦にこだわるのはやめたか、5Rから井岡はリズムを変え距離を取って戦うようになる。ボディ連打が効いてきたか背中を曲げはじめるララ。終盤にはボディから顔面への連打がヒット。
 6R、ララの圧力と手数が落ち始める。井岡はボディから顔面へ、上下を打ち分けて攻勢。7Rから足が止まるララだが、ボディを食らい続けながらも相打ち覚悟のパンチを入れ続け粘りを見せる。
 8R、井岡の右がヒット。アリ・シャッフルで挑発する井岡にララは再度手数を増やすが、後半は膝が伸びて棒立ちに。
 完全に井岡ペースで迎えた10R、井岡がボディから左右のフック、さらに右を打ちぬく。下がったララは追撃のパンチをもらうと、根負けしたようにダウン。カウントアウトしておかしくない倒れ方だったが、ララは何とか立ち上がると残り時間を凌ぐ。
 がだララにもはや余力はなく、11Rは井岡のパンチをもらうたびに足元がフラつく。最後はよろけるようにダウンすると、マットに尻餅をついたまま茫然とレフェリーのカウントをみつめ続け10カウント。
 井岡は序盤こそ接近戦の打ち合いに付き合いポイントを失ったが、中盤にシフトチェンジしてボディを効かせ続け、最後はきっちりKO。一時煮え切らない試合が続いていたが、ここ2試合はかつての決定力を取り戻した感じ。スーパーフライ級に上げるロマゴンの相手は井上に任せるとして、井岡もぜひ他団体王者との統一戦なり、ビッグマッチを模索してほしい。
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by nugueira | 2016-07-23 23:06 | ボクシング | Comments(0)