反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

UFC on FOX20の感想

 AbemaTVで視聴。WOWOW中継時代はさんざん悪口を言ってきた高柳アナが実況を担当していたが、少しインターバルを空けてから聞いてみると妙に安定感を感じてしまうから不思議。

フランシス・ガヌー○-×ボヤン・ミハイロビッチ(1R TKO)
 圧力をかけていくガヌー。ケージ際で横に逃げようとするミハイロビッチにパンチを連打し、ミハイロビッチ押し倒されるようにダウン。ガヌーがガード越しに鉄槌・パウンドを連打し、レフェリーストップ。
 フィジカルとパワーで押しきった感じで粗さも目立つ…というかこの試合時間じゃどの程度の技術があるのか判断のしようがないが、インパクト十分すぎる勝ち方。「カメルーンの貧困生活から脱するために3年かけて港町まで歩いていった」という怪奇派プロレスラーみたいな経歴も含め、今後注目しておいた方が良さそう。

エジソン・バルボーザ○-×ギルバート・メレンデス(判定)
 メレンデス飛び込んでパンチ。バルボーザはローを入れ、メレンデスのタックルは切る。メレンデスがアッパーをヒットさせ、さらに打ち合いから左が入りバルボーザ後退!だがバルボーザは左ミドルを入れ、さらに打ち合いからパンチもヒット。メレンデスよく動けているが、ラウンド後半はバルボーザのペースか。
 2R、メレンデスがタックルにいくがバルボーザは簡単に投げ飛ばす。猪木アリ状態からスタンドに戻るが、バルボーザのローでメレンデスの足が流れるようになる。かなり効かされたのか下がるメレンデスに、バルボーザは左ミドルとローを打ち分けていく。それでもメレンデスはパンチを入れバルボーザを一旦下がらせるが、ラウンド終盤に蹴り足をつかんでテイクダウンを奪ったバルボーザが強烈なパウンドを連打。
 3R、バルボーザのローが次々ヒット。メレンデスは足が流れるどころか、構えをチェンジしたり、片足でけんけんのような動きを見せたりと露骨に効いた様子を見せる。前に出れないメレンデスにバルボーザは細かいロー。終盤はバルボーザも無理に攻め込まず試合終了。
 メレンデスも所々ビッグヒットがあったからひょっとして、とも思ったが、判定は二者フルマークでバルボーザ勝利。上位相手のここ一番で取りこぼしの多かったバルボーザだが、ペティス・メレンデスをなで斬りにしてようやくタイトル挑戦が見えてきたか。メレンデスはやはり、というべきか身体も小さくなってフィジカルが衰えた印象。

ホーリー・ホルム○-×ヴァレンティーナ・シェフチェンコ(判定)
 ホルムは関節蹴り、シェフチェンコはローという展開が続いた後、ホルムのワンツーが入りシェフチェンコダウン!シェフチェンコが組み付きテイクダウンするが、ホルムはすぐ立ち上がってケージに押し込む。
 2R、シェフチェンコがタックル。ホルムは腰の重さを発揮して耐えると、逆にケージへ押し込む。シェフチェンコは飛び込んでワンツー、ロー、さらにバックブロー。ホルムは関節蹴り。微妙なラウンドだがシェフチェンコか。ホルムの懐に飛び込むタイミングをつかんできたか。
 3R、前に出るホルムだが、シェフチェンコはホルムが飛び込んでくるところにカウンターを入れていく。さらにシェフチェンコがホルムの蹴り足をつかみテイクダウン。すぐ立ち上がってケージへ押し込むホルムだが、シェフチェンコは大内刈りからテイクダウン。トップポジションをキープし、細かいヒジを落としていく。ホルムは組み負けたうえにスタンドでも間合いを見切られ始め、嫌な展開になってきた。
 4Rも前に出て手数を出すのはホルムだが、シェフチェンコは間合いを外しながらカウンターのワンツー、ローをヒット。お互い決定的な有効打はないので、ヒット数を取るか圧力と手数を取るかで判断が分かれそう。
 最終ラウンド、引き続き前に出て手数を出すのはホルム、カウンターを返すのがシェフチェンコ。シェフチェンコはスーパーマンパンチもヒット。後がないホルムは後半から一層プレッシャーを強め、パンチからローのコンビネーションで攻めていくが、シェフチェンコも右フックをヒット。これまたジャッジ泣かせの大接戦のまま試合終了。
 個人的採点は1、5がホルムで2~4がシェフチェンコ。ただ2、4、5はどちらについてもおかしくない感じで判定も割れるのでは…と思ったが、三者とも49-46でシェフチェンコ。今月頭のファイトウィークの辺りから、ダメージ最重視という基準でジャッジの意思統一ができている印象。
 ホルムはロンダ戦で格闘家としての運を使い切ってしまったのでは…と言わざるを得ない試合内容。UFC200が終わった後「11月にロンダ・ホルム・ミーシャ・ヌネスで4WAY」という冗談を書いたが、そのそばからホルムが完全脱落。こうなるとロンダが復帰したらロンダvsヌネスでタイトルマッチ、シェフチェンコvsペーニャで次期挑戦者決定戦という流れか。えーとミーシャは…とりあえずグラビア撮影でもやってもらうか。

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Commented by みゆパパ at 2016-07-26 00:55 x
ホルムのあの試合運びには本当にがっかりしました。

ボクシング出身なのですから、左に回りながらジャブで牽制すればいいものを、
正面に立ち、らいきなりの左一辺倒で、簡単にカウンターを合わされてましたね。

メレンデスもなす術なくという感じでした。
フェザーに落とすのも年齢的にどうかという感じですので、
キャリアの終わりが見えてきたという感じでしょうか。

こんな感じで、ドーピング違反者は淘汰されていってほしいものです。
Commented by nugueira at 2016-07-27 21:54
>みゆパパ様
 ドーピング厳格化で実際どれだけ変化が出るのか半信半疑の部分もありましたが、着実に淘汰は進んでいますね。かつてのメレンデスを見てきた身としては切ないですが、この競技のステップアップのためには通らなければならない道ですかね。
by nugueira | 2016-07-24 16:34 | UFC | Comments(2)