G1 CLIMAX 開幕戦
2016年 07月 19日
棚橋vsSANADAは昨年の開幕戦で行われた棚橋vs飯伏ほどの振り切れた内容にはならず。まあ棚橋も復帰戦だし、そこまで要求するのはハードルが高いか。
棚橋がスリングブレイドとダルマ式ジャーマンを繰り出したところで「こりゃ決まったか」と思ったら、SANADAがハイフライフローにカウンターのTKO!この逆転劇は説得力があった。開幕戦で棚橋に土をつけたSANADAは今回の台風の目になりそう。この二人は「武藤の遺伝子」という因縁もあるんだから、これからもっと絡んでもいいよね。
セミが初対戦ゆえの固さが多少感じられたのと対照的に、メインのオカダvs丸藤は本当に初の手合せか?と思えるほどの噛み合った試合。開始直後にレインメーカーと虎王を見せ合っただけで、空気が一気に引き締まるのが感じ取れた。
丸藤が場外でのエグい腕攻めに始まり、プランチャ、かつてのコーナーtoコーナーを彷彿とさせるミサイルキックを繰り出していき、最後はエメラルドフロウジョンでフィニッシュ。丸藤のシングルを久しぶりに見たが、方舟の天才は微塵も衰えちゃいなかった。これで10月国技館でのIWGP挑戦は確定かな。って丸藤がG1勝たない前提で書いちゃってますが。
昨年の開幕戦は棚橋・AJが白星発進という番狂わせなしの結果に少々肩すかしを食らったのだが、今年は本命2人が揃って黒星という文句なし(?)のスタート。来月の国技館まで、堪能させてもらいますよ。