反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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ドネア完全復活…とはいかず

 エキサイトマッチの感想を。まずIBF世界スーパーライト級タイトルマッチ、セサール・クエンカvsエドゥアルド・トロヤノフスキー。
 序盤からトロヤノフスキーの周りを左右にサークリングし続けるクエンカ。トロヤノフスキーはどっしり構えて強烈な右ストレート。
 2Rもサークリングを続けるクエンカだが、トロヤノフスキーは入り際にタイミングよく右を合わせると、この後もよく伸びる右を繰り出していく。
 3R、ジリジリ圧力をかけるトロヤノフスキー。クエンカは徐々にロープを背負うようになり、動き続けてはいるがなかなか踏み込めない。4R序盤はクエンカのヒットアンドアウェイが成功するが、トロヤノフスキーの強烈な右がヒット。段々攻勢を強めていく。5Rにはトロヤノフスキーはアッパーもヒット。
 6R、トロヤノフスキーはガードごと吹き飛ばすようなワンツーから左アッパーを効かせクエンカを下がらせる。ここでクエンカがトロヤノフスキーを抱え上げてもつれるように倒れた後、レフェリーの試合再開にクエンカが応じず。戦意喪失とみなされトロヤノフスキーが新王者に。
 終わり方はもやもやが残ってしまったが、トロヤノフスキーはロシア人特有のナチュラルなパワーを感じさせる選手。クロフォードと統一戦とかやってくれないだろうか。

 続いてWBO世界スーパーバンタム級王座決定戦、ノニト・ドネアvsセサール・フアレス。
 1R、いきなりドネアが右から返しの左ボディ。この後もドネアは強烈な右と左ボディのコンビネーションでフアレスを圧倒していく。2Rもドネアはフアレスのパンチに次々とカウンターの右クロスを合わせ、さらに左アッパーもどんぴしゃのタイミングでヒット。フアレスは手数が出せなくなる。
 3R、ドネアは突進してくるフアレスのパンチをひらりとかわし続ける。終盤にフアレスがガチャガチャの打ち合いに引き込むが、ここでもドネアのカウンターの左フックがヒット。
 フアレスは4Rに入ると細かいウィービングを見せるが、ドネアは難なくカウンターの右フックを打ち込みダウンを奪取。この後もドネアはカウンターで左右のフックを次々打ち込み、左フックで2度目のダウン。ラウンド終盤にも左フックを叩き込むが、フアレスはタフネスぶりを見せ3度目のダウンは回避。
 5R、フアレスは前半ガードをがっちり固めて体力を回復させると、後半に体を密着させ連打。ドネアはカウンター狙いか手数が出ず、受けに回ってしまう。ドネアはリズムを変えるためか6Rはフットワークを使って距離を取り続けるが、ダウンのダメージから回復したフアレスは再びプレッシャーを強める。終盤にスリップしたドネアが足をひきずり、不穏な空気に。
 チャンスとみたフアレスは7R、更に圧力を強めて連打。ドネアはロープを背負う時間帯が長くなりパンチをもらってしまう。楽勝ムードのはずが急に雲行きが怪しくなってきた。
 8R、フアレスはまたもドネアをコーナーに詰めてラッシュ。ドネアはカウンターの左フックを入れて体勢を入れ替え、ピンチを脱する。
 9Rもフアレスはボディを起点に猛ラッシュ。ドネアは時折カウンターは入るが、単発の攻めに終わってしまう苦しい展開。10Rも距離を詰められるドネア。フアレスの圧力に押されたようにヒザをつくが、これはスリップ。ロープに詰められたところでドネアが右フックから左アッパー。フアレス下がるが、ドネアも追い打ちができない。
 終盤は完全に消耗戦の展開へ。ロープに詰められ連打をもらい続けるドネアだが巧みなディフェンスを見せ、時折カウンターをヒット。最終ラウンドには右フックから左アッパーを叩き込みフアレスの動きを一瞬止めるが、ここからの追撃までは行けずに試合終了。
 後半戦はフアレスが押せ押せムードだったが、ジャッジは三者ともドネアを支持し、世界王座に返り咲き。前半のダウンの貯金に加え、後半もフアレスの手数よりドネアのカウンターが評価されたか。フアレスが取ったラウンドが3~4つというのはあまりしっくりこないのだが。
 後半の大失速は残念だったが、4Rまでのドネアの動きは素晴らしく、やはりスーパーバンタムが適正階級なのは間違いない。防衛戦でかつての強さを見せてくれることを期待。
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by nugueira | 2016-01-27 23:22 | ボクシング | Comments(0)