反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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UFC199の感想(ダブルメイン)

 UFC199、まずはダブルタイトルマッチから感想を。

ドミニク・クルーズ○-×ユライア・フェイバー(判定)
 1R、クルーズがタイミングの良いタックルでテイクダウン。立ち上がるフェイバーだが、クルーズはなおもケージに押し込みながらテイクダウン。更に立ち上がるフェイバーは、逆にタックルに行くとクルーズを持ち上げ叩き付ける!勢いがありすぎて上を取られるフェイバーだが、すぐ立ち上がりながらクルーズの足関を取ろうとする。目立った有効打はないが動きが途切れることのない好勝負。ただラウンド後半はクルーズの動きがやや悪くなった印象。足にトラブル発生か?
 2R序盤、クルーズの右がヒットしフェイバーがフラッシュダウン!この後はスイッチを繰り返すクルーズをフェイバーは捕えきれず、手数がガクリと落ちてしまう。
 ポイントではクルーズのペースだが、蹴りがあまり出ていない感じがあり、やはりダメージを抱えているのでは…と思いながら見ていたのだが、3R以降も細かいスイッチを繰り返しながら打撃を散らし続けるクルーズが、フェイバーにつけ入る隙を与えない。気が付けばいつものクルーズの試合になっており、足は問題なかったということか。
 4Rはクルーズがパンチ連打でダウンを奪うものの無理にフィニッシュには行かず。5Rも浅めだがクルーズがハイキックをヒットさせ、結局最後までフェイバーに何もさせず返り討ちに。
 フェイバーにとっては選手生活終盤の思い出づくり的な試合になるだろうと思っていたら、まさにその通りの展開に。5年前の勝敗をひっくり返すだけの上積みはなく、ただ着実に歳を取っていた。試合後のインタビューでも現役続行については微妙な物言いをしていたフェイバーだが、今回の試合内容でモチベーションを保ち続けるのは難しいだろうなあ。

ルーク・ロックホールド×-○マイケル・ビスピン(1R KO)
 関節蹴りからパンチを出すビスピン。膝の負傷を明らかにしているロックホールドだが、前蹴り、ロー、ハイと蹴り技もしっかり出している。互いのパンチが顔面を捕え合うが、徐々に圧力を強めるのはロックホールド。距離を詰めてパンチを出してくる。ロックホールドが踏み込んで左を出すが、打ち終わりの身体が横を向いていたところにビスピンの左フックがヒット!ダウンからすぐさま立ち上がるロックホールドだが、ビスピンがすぐさま追撃の左を入れ、吹き飛ばすように再度ダウン!金網にもたれるように倒れたロックホールドにビスピンがパウンドを入れたところでレフェリーがストップ!
 バラォンvsディラショー、ロンダvsホルムとUFCタイトルマッチでのアップセットは幾度も見てきたが、その中でも最大級の番狂わせ。UFC歴は長いものの「タイトルマッチには手が届かないがそれより下のレベルには確実に勝つ」というポジションに長らくとどまっていたビスピンが、ワイドマン負傷に伴う緊急出場でタイトル奪取。こんな展開は本人以外誰も…下手すれば本人も想像していなかったのでは。
 感覚としては、中西学がIWGPのベルトを巻いた時のような気分。やっぱり長く続けているとどこかで報われることっていうのがあるんだなあ。実質「ビスピンが初防衛戦で陥落すると思っている」と言っているような雰囲気になっちゃってますが。
 という間違いなくUFC史上に残る一戦だったのだが、正直自分の中での盛り上がりはさほど突き抜けない感じ。割合ゆったりしたムードの展開だったので昼食の親子丼をかっ込んでいて、フィニッシュシーンを見逃したのも一因なのだが、それより大きいのはロックホールドが戦前にヒザの負傷をカミングアウトしていたこと。蹴りも普通に出ていたから今となってはどこまでひどい負傷だったのかも怪しいのだが、どうしても「ここも勝敗に影響したか」という考えが頭をよぎってしまう。やっぱりプロたる者、試合前に敗北の予防線を張ったら駄目だよな。

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Commented by スラッカー at 2016-06-06 00:43 x
自分はビスピンの勝利で思わず画面に向かって拍手してしまう程盛り上がりましたw

まー今回はルークが膝の怪我以前にビスピンをアングルでなく本気で舐めてたというのが一番の敗因かなと
表情にも動きにも緊張感が欠けている感じに見えました
カミングアウトも予防線というよりお前なんぞ小指一本での心境で出た言葉かと
でもどっちにしても確かにフラグでしたね
そして確かにジャカレイとやったら即移動でしょうが
同じく舐めてるワイドマン相手なら相性的にもワンチャンあるのかなと

反対にクルーズフェイバーは予想通り過ぎる展開で逆に驚きました
もう少しフェイバーが何かしら策なり新しい技術なりを持ち込んでくると思ってたのですが・・・
これではTJがジムを移った事が正解という事に・・・
Commented by みゆパパ at 2016-06-06 10:16 x
1Rだけを見た限りでは、フェイバーのパンチが結構顔面を捉えていて、クルーズの顔も傷だらけになってて、
もしかしてと思わせました。
2R以降は全く何もさせてもらえませんでしたね。
ケージに押し込むことなく、あそこまで塩漬けに出来るのはクルーズくらいなものでしょうねw

スラッカーさん同様、ロックホールドの緊張感のなさが仇となりましたね。
1R開始早々も、笑みを浮かべて、格下相手にスパーリングで相手でもしてやるよ、みたいな雰囲気でした。

基本的には嫌いな選手なんですが、UFCにとって功労者であることには違いはないので、初防衛戦はイギリスでやらせてあげてもいいのではないでしょうか。
イギリス人半端ないですからね、凄い盛り上がりそう。
Commented by nugueira at 2016-06-06 23:16
>スラッカー様
 フェイバーは何か変えなきゃいけない最終Rも何もできませんでしたから、技術にせよフィジカルにせよメンタルにせよ、5年前からプラスの部分がなかったという結論になっちゃいますね。

>みゆパパ様
 11月のNY大会で地元出身のワイドマンに挑戦させるのでは…という嫌な予感がしています。
by nugueira | 2016-06-05 22:38 | UFC | Comments(3)