反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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内山陥落。絶対王者、まさかの敗北。

 WBA世界スーパー・フェザー級タイトルマッチ、内山高志vsジェスレル・コラレスを録画視聴。残り放送時間から「こりゃ短期KO決着か。じゃあ内山だな」と安心して見始めたのだが・・・。

 様子を探る内山に対し、コラレスはハンドスピードの速い連打で積極的に攻勢。左右のフックが内山を捉え、少し効いた様子。内山がリズムに乗れないまま1Rが終了。
 2Rも圧力はかけるが有効打が出ない内山。踏み込んでワンツーを打ったところにコラレスの打ちおろしの左がヒット!ダウンした内山は立ち上がるが、足元がおぼつかず明らかに効いている。
 再開後もコラレスのラッシュでマットに両手を着き2度目のダウンを喫した内山。後がなくなった状態から何とかコラレスの攻撃を凌ぎ続ける。ラウンド終了が近づき、どうにか立て直せるか・・・と思ったところで、ロープ際に詰められ左フックを被弾。11度の防衛を重ねてきた名王者の陥落の瞬間は、あまりに唐突なタイミングでやってきた。

 永久に勝ち続ける王者など(メイウェザーを除いて)存在し得ない、ということはボクシングファンには分かり切っている事実なのだが、それでも目の前の現実を受け入れられず、ただ茫然とするしかなかった。大半、というかほぼ全てのファンは具志堅の記録に王手をかけるための通過点としか捉えていなかったはず。とはいえコラレスのスピードは一級品で、今回の敗因を「油断」でまとめてしまうのは新王者に対しても失礼だろう。

 残念なのは今回の試合がビッグマッチが流れた末に組まれた「消化試合」感のあるカードだったこと。ウォータース戦が流れた後フォルトゥナとの対戦も実現せず、二転三転の末に暫定王者との統一戦。内山の敗因は油断よりも、望んだカードが実現しなかったことによるモチベーション不足の方が大きいのでは。結果的に今回ウォータース戦が実現しなかったのは、内山本人にとってもファンにとってもあまりに痛かった。

 年齢を考えれば、これを最後にグローブを置いてもなんら不思議ではない状況。稀代の名王者は、誰も心の準備ができていないこのタイミングで終幕を迎えてしまうのか。
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Commented by みゆパパ at 2016-04-29 21:00 x
長谷川が負けたときも、西岡が負けたときも、
相手が実力者であることを知っていたため、
それなりに受け入れることができました。

しかし、今回の内山に関しては、
コラレスの戦績もそうですし、
前日計量であわや失格しかけたこともあり、
万にひとつの可能性も頭にありませんでした。
その分ショックの度合いも大きかったです。

内山本人のショックも大きかったようで、
進退を考えられる状態ではないようですね。

再戦条項があるような話も聞こえますが、
なんとか再起してほしいというのが、
私の正直な感想です。
Commented by スラッカー at 2016-04-30 00:17 x
細面なので顎は強くはないと思っていましたが…
加えてスロースターターなので相性としては最悪の相手だったんですかね

何よりヌゲイラ様も言われてる様にモチベの問題だったのでしょうが、
そうなると逆にここからもう一度というのは難しそうです
Commented by nugueira at 2016-05-04 17:56
>みゆパパ様
 長谷川も西岡もキャリアの集大成的な大勝負に行った末の負けだったので見ていて納得できたんですが、今回はそういう要素が皆無だったのでよけい辛かったです。

>スラッカー様
 長期休養という話も聞こえてきましたが、テレ東の大晦日どうなっちゃうんですかね…。
by nugueira | 2016-04-27 23:46 | ボクシング | Comments(3)