反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

UFC197の感想

 ニコニコ動画で観戦。正直画像はイマイチだしゲスト解説が弘中という辺りに予算制約を感じさせたが、値段を考えれば大満足。来月以降も継続してくれないだろうか。

ヤイール・ロドリゲス○-×アンドレ・フィリ(2R KO)
 ロドリゲスはおなじみ回転系の打撃。蹴り足をつかんでテイクダウンした後、パウンドで削っていく。フィリも終盤打撃で反撃。
 2Rも回転系ムーブを繰り出すロドリゲス。パンチが相打ちになった後、ロドリゲスの二段蹴りの左ハイがクリーンヒット!一撃でフィリが崩れ落ち、ロドリゲス衝撃のKO勝利。二段蹴りでのKOを見るのはリョート以来か。

ロバート・ウィテカー○-×ハファエル・ナタウ(判定)
 1Rから両者積極的に手数を出す打撃戦。ウィテカーの左が着実にヒット。ナタウもカウンターの右フックを振り回すが、1R終盤にウィテカーの左がヒット!グラついたナタウにウィテカーがラッシュを仕掛けるが、ナタウがなんとか凌ぐ。
 ナタウは2R以降ローと右フックで反撃はしていくが、ウィテカーが左の有効打をたびたびヒット。3R終盤にはハイをヒットさせ再びナタウをグラつかせ、KOは逃したものの完勝。ナタウ、全仏オープンに黄信号ですよ(まだ引っ張る?)。

アンソニー・ペティス×-○エジソン・バルボーザ(判定)
 予想通りスタンドの攻防が続くが、意外と静かな立ち上がり。ペティスは飛び込んでパンチを狙うが、バルボーザはそれにカウンターを合わせていく。警戒して踏み込めなくなったペティスに対し、バルボーザはお株を奪うようなバックスピンキックを披露。終盤にペティスがタックルへ行くが、これはバルボーザが切る。
 2Rもバルボーザ優位のペースは変わらず、ペティスが飛び込んでくるところに左右のパンチを合わせ、距離が空くとミドルやロー。ペティスはタックルや浴びせ蹴りで流れを変えようとするがいずれも成功しない。
 3Rもカウンター狙いのバルボーザに対しペティスは有効な攻めを見せれず細かいローをもらい続け、いいところなく判定負け。前の2戦とは違い、テイクダウン能力はさほど高くないバルボーザにスタンドで競り負けたのは痛い。ベンヘンやメレンデスをなで斬りにした選手と同一人物とは思えないほど精彩を欠いてしまっている。いったいどこで歯車が狂ってしまったのか・・・。

デメトリウス・ジョンソン○-×ヘンリー・セフード(1R KO)
 ジョンソンは躊躇なく組み合い、ボディへヒザ。組み合いからセフードが浴びせ倒しのようにテイクダウン!だがジョンソンはすぐさま立ち上がり、片足をつかまれながらも再びスタンドへ。再度組み付いたジョンソンは首相撲から顔面へヒザ。さらにクリンチしながらのヒジ、ボディへのヒザを入れ続ける。ヒザを効かされたセフードがフラフラと後退すると、すかさず追撃したDJが再度ボディにヒザを突き刺し、ダウンしたセフードにパウンドを入れたところでストップ。
 レスリング以外の総合力の差が結果に出ると思っていたが、まさにその通りの試合内容に。テイクダウンの場面すら、ジョンソンにとっては「よっしゃ、ちょっと組んでみるか。おっ、やっぱレスリング強ええな。さすが金メダリスト。それじゃ打撃で本気出しちゃう?」ぐらいの感覚なのではないか、とすら思えてくる。この試合見ちゃったら、「次回TUFの優勝者が即タイトル挑戦」と言われても応募する人いなくなるぞ。

ジョン・ジョーンズ○-×オヴァンス・サンプレー(判定)
 1Rはスタンドの探り合い。ジョーンズは関節蹴りを多用するいつものパターン。サンプレーはパンチ主体の攻め。両者決定打はないが、圧力をかけコントロールしていたのはジョーンズか。
 2R、ジョーンズがサンプレーの蹴り足をつかむが、サンプレーはその体勢のままパンチ連打。さらにワンツーがジョーンズの顔面を捉える。ジョーンズは様々な体勢からヒジを繰り出し徐々にエンジンはかかってきている感じだが、どうも危なっかしい。
 しかしサンプレーも緊急出場のせいか、3Rに入った辺りから失速(2Rに腕を怪我したみたいね)。ジョーンズのミドルをもらい続けてしまう。4Rにジョーンズはタックルからサンプレーを担ぎ上げテイクダウン。一度は立ち上がられるものの、ヒジをヒットさせてから再度テイクダウン。パウンド・肘でサンプレーを削り続け、完全に主導権を握る。
 サンプレーには反撃の余力は残っておらず、5Rは下がり続けるだけで攻撃も単発。ジョーンズもフィニッシュには持ち込めなかったが、きっちりテイクダウンも奪い完勝。復帰戦で暫定王者のベルトを獲得。
 格下かつスクランブル出場の相手に判定まで持ち込まれてしまったのは不満の残る試合内容で、この日のジョーンズがコーミエやAJと戦っても負けていたのでは、というのは多くの人が思うところ。一方で、この試合がいいチューンナップの機会になったとも言える。結果的にコーミエはジョーンズを破る最大のチャンスを逃してしまったのかもしれない。
[PR]
Commented by みゆパパ at 2016-04-27 08:53 x
残像が凄くて目が疲れましたねぇ。
ナンバー大会で、ここまで期待を裏切られた大会もなかったように思います。
ニコ生でも「WOWOWさん契約切って良かったね」的なコメントが溢れていましたね。

K-1も武尊以外のチャンピオンが不甲斐なかったし、
この日曜日はゴロフキンの一人勝ちでしたね。
Commented by スラッカー at 2016-04-27 12:54 x
確かにこの興業をPPVでやったら一見さんは二度と見ない/買わない事うけあいの内容でしたね

見続けてる人にとっては「あのペティスが」「JJが」という別の意味で見どころがあったかもしれませんが

それに比べてDJは嫌味抜きに驚きました
堀口はやはり凄かったんだな~
ただフライ級は黄色系の(視聴者の)為に作った階級だと思うので
UFCとしては微妙なところでしょうね
Commented by nugueira at 2016-05-04 17:55
>みゆパパ様、スラッカー様
 自分は「ニコ生で540円で見れた、よかったよかった」で終わっていたのですが、確かにWOWOWで見ていたら「今日はハズレだった」という感想になっていたかもしれません。
 フライ級はDJへの有力コンテンダーが出てこないと盛り上げようがないですね…。
by nugueira | 2016-04-26 23:56 | UFC | Comments(3)