修斗の感想
2016年 04月 23日
松本光史○-×川名雄生(3R チョークスリーパー)
1R、川名は身体を小刻みに動かしリズムを取りながらパンチ。松本はローで反撃。川名がパンチで飛び込みテイクダウンするが、松本が下から足関節。ここは川名が逃れる。ラウンド終了間際に川名のパンチが松本の顔面を捉える。圧力をかけ続けた川名のラウンドか。
2R、細かくローを入れる松本に対し川名はなかなか攻め込めないが、踏み込んでの左フックがクリーンヒット!一発で松本は吹き飛ばされるようにダウンし、川名が一気に流れを引き寄せる。
勢いに乗る川名は3R開始早々、松本をケージに詰めてパンチ連打。しかしここで松本はカウンターのタックルを入れテイクダウンを奪うと、立ち上がりかけた川名のバックに回り、馬乗りのままチョークの体勢へ。前へ振り落とそうとする川名だが松本はそのまま締め上げ、川名がタップ。松本が絶体絶命の状況から大逆転の一本勝利で、世界ウェルター級王者のベルトを獲得。
菅原雅顕×-○扇久保博正(5R チョークスリーパー)
パンチからローのコンビネーションで攻める菅原に、扇久保はハイやミドルで応戦。1R後半、扇久保はダブルレッグから鮮やかなテイクダウン。肩固めを狙いながらしっかり削っていく。
扇久保は2Rもテイクダウンからトップキープし、強めのパウンドも入れる。3Rはスタンドの手数を増やした菅原のパンチをもらい押し込まれる場面もあったが、テイクダウンから反撃しラウンド終了間際にギロチン。一度テイクダウンしたが最後、菅原をラウンド終了まで立ち上がらせない。
4Rも肩固め&パウンド地獄で菅原を追い込む扇久保。菅原はまぶたから出血。圧倒しつつも極めきれなかった扇久保だが、5Rにまたもテイクダウンを奪うと、ギロチンで菅原を絞めあげ試合終了間際に一本勝ち。修斗の2階級制覇ってマモル以来2人目なのね。
VTJのトーナメントを制しながらその後の展開が続かなかった扇久保だが、今回は強い、という以外に言葉が見つからない圧勝劇。このベルト獲得が再浮上のきっかけになるか。