反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

PANCRASE276の感想

 ファイトパスで見たメイン・セミの感想を。

安永有希○-×リルデシ・リマ・ディアス(判定)
 1R、ディアスは首相撲からヒザ蹴りの連打。安永はそこからテイクダウンを奪うが、ディアスは下からのヒジを連打し、さらに腕十字を仕掛ける。上のポジションはキープした安永だが、ラウンドはディアスが取った印象。
 2R、安永は単発ながらバックハンドブローなどスタンドでの打撃を入れていくと、このラウンドもテイクダウンに成功。ディアスの仕掛けを凌いでガード越しにパウンドを入れ続け、明確にラウンドを取る。勝負は最終ラウンドにかかってくるが、流れは安永か。
 3R、ディアスは後ろ回し蹴りを繰り出すが空振りし、そのまま三度テイクダウンされてしまう。三角を狙うディアスだが安永は落ち着いて対処し、パウンドで着実に攻撃。ブレイクがかかるものの、ラウンド終盤にきれいなダブルレッグからまたもテイクダウンを奪い勝負あり。初来日から猛威を振るったディアスをストップし、王座決定戦へコマを進めた。ディアスはこれまでの試合でも課題だったテイクダウンディフェンスの甘さを突かれてしまった。

鈴木槙吾×-○村山暁洋(4R TKO)
 1R、ケージ際から鈴木が足払いでテイクダウン。しかし村山はオモプラッタに捕えて鈴木に有効な攻撃をさせない。スタンドでの再開後は鈴木がパンチを入れていくが、村山は大外刈りでテイクダウン。序盤から攻守が目まぐるしく入れ替わる好勝負。パンチの有効打で鈴木が取ったかと思ったが、ジャッジは三者とも村山。
 2R開始早々、鈴木がボディから左フックをヒット!ダウンした村山になおもパウンドを入れていく。立ち上がる村山だが、またもパンチをもらい劣勢の場面が続く。鈴木が一気に流れを引き寄せラウンド終了。ただ村山もダウン後に反撃はしており、まだまだ死んではいない。
 果たしてというべきか、3Rに村山が圧力を強めケージ際で組み付くと、テイクダウンからバックを奪う。一度は鈴木が立ち上がりかけるが村山が再度テイクダウンし、バックからのチョーク、さらにパウンドで鈴木を攻め続ける。ほぼ一方的に攻め続けた村山が再びポイントでリード。すごい試合になってきた。
 4R、村山がまたもテイクダウンに成功。互いに腕十字を狙い体勢を入れ替えあうと、立ち上がり際に鈴木がパンチ。効かされた様子の村山だがタックルからテイクダウンを奪うと、バックチョークを極めにいく!だが鈴木はこれを脱出すると、スタンドに戻しパンチで攻勢!しかし村山がすぐさま組み付いてテイクダウンすると、そのままマウントからパウンド連打!粘る鈴木を粉砕し、ウェルター級のベルトを奪取。
 
 4Rの鈴木のパンチは「あわや逆転か」と思わせるものがあり、最後までどちらに転ぶか分からなかった文句なしの名勝負。今のパンクラスはこういう好勝負を引き寄せる「場力」が出てきている。
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Commented by オルロフスキー at 2016-03-16 11:49 x
最近のパンクラスの持つ魅力をどう表現すべきか?と思っていたところ、「場力」があるという言葉はしっくりきました
数年前の凋落を考えると本当に良い団体になりましたよね
Commented by nugueira at 2016-03-21 11:33
>オルロフスキー様
 いい選手が集まって好勝負を生んで、それにより更に選手が集まるという好循環ができてますね。新日本プロレスもそうですが、資金力とビジョンのある人間がトップに就くとこうも変わるんですね。
by nugueira | 2016-03-13 23:33 | その他(総合・寝技系) | Comments(2)