反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

山中vsソリス

 WBC世界バンタム級タイトルマッチ、山中慎介vsリボリオ・ソリスをテレビ観戦。

 1Rから強い右を振るっていくソリスだが、山中は落ち着いてこれを見切るとラウンド後半にカウンターの右をヒット。ソリスの動きが一瞬止まる。
 2R開始早々、ソリスが突っ込んできたところにまたも山中の右がヒット。バランスを崩してマットに手を着いたソリスにダウンが宣告される。追撃は入れられなかった山中だが、上々の出だし。
 だがダメージはそれほどでない様子のソリスは3Rに圧力を強め前へ出ていくと、ロープ際に詰めたところで右ストレートをヒット!顔面にもらった山中は防衛戦初のダウンを喫する。立ち上がった山中はソリスのラッシュを凌ぎつつ、ラウンド後半は逆に連打を入れペースを奪い返すが、ここでまたも打ち終わりに右を合わされ2度目のダウン。山中が一転して大ピンチを迎えるまさかの展開。
 過去最大のピンチを迎えた山中だが、4R以降は持ち直しソリスのパンチをいなしつつ左を着実にヒット。ダウンのダメージも抜けてきた様子で、すぐにペースを取り戻す。6R序盤はソリスが再度ラッシュを仕掛けヒヤリとするが、ここも山中は落ち着いて対処すると逆に左ストレートを当てていく。
 後半に入っても山中の攻勢は変わらず、7Rにボディストレート連打を効かせると、9Rにまたも右ストレートでダウンを奪い、ポイント的にはここで勝利を決定づける。後はフィニッシュまで持っていけるかが焦点となるが、タフなソリスはダウン後も動きが落ちず、山中は主導権は渡さなかったもののこれ以上の決定打も奪えず試合終了。三者とも117-107の大差の判定で10度目の防衛に成功。3Rはヒヤリとしたが、終わってみればポイントを取られたのはその3Rだけだった。

 これで山中は日本人4人目の二ケタ防衛。内山と同様「13」も視野に入ってくる一方で、優先してほしいのは記録よりも強豪との戦い。他団体王者との統一戦などに現実味があるのならぜひ実現させてほしいところ。それだけに今回のピリッとしない3Rには一抹の不安を感じてしまうのだが。
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Commented by ユウツギ at 2016-03-07 05:06 x
右危ないなーと思ってたらもらっちゃいましたね。ソリスは、ロープへの詰め方が上手い気がしました。いつもなら山中選手、あんなに止まらないはずなので。

あと、観てて思ったのは、山中選手、つまらない試合でポイントアウトしようとすれば、たぶんフルマークで勝てたんじゃないですかね?期待に応えるために、その分被弾してる気がしました。

つまらない試合をすると退屈と言われ、被弾したり、最悪負けでもしたら、一切の言い訳は通用せず、打ちあうからだ、と揶揄される。スター選手はたいへんだなと思ったタイトルマッチでした。
Commented by nugueira at 2016-03-13 22:00
>ユウツギ様
 地元での試合でしたし序盤にダウンも取れたので気負った面はあるでしょうね。リスクを恐れずダウンを奪いにいく姿勢が山中の真骨頂ですが、逆にこれまでの防衛戦でダウンがなかったのは凄いです。
by nugueira | 2016-03-04 23:11 | ボクシング | Comments(2)