反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

WRESTLE KINGDOM 10 観戦記③

第8試合 IWGPインターコンチネンタル選手権試合
 盛り上がるべき組み合わせがきっちり盛り上がってくれた、という一言に尽きる試合。中邑の腕十字をAJがスタイルズクラッシュで切り返した瞬間の興奮をどう表現したらいいのか!最後はコーナーの攻防から中邑が雪崩式ランドスライドを決め、ボマイェでフィニッシュ。
 ドーム直後にご存じのとおり中邑・AJともに新日本を離脱したわけだが、この二人の初顔合わせがギリギリ間に合ってくれて良かったとも言えるし、二度目、三度目も見たかった・・・とも思ってしまう。とにもかくにも、今回のドームを会場観戦したのは大正解だった。

第9試合 IWGPヘビー級選手権試合
 オカダの入場時に音声が止まって場内暗転。客席が騒然となるが、すぐさまオカダが登場。演出だったようだが、現場にいると機器トラブルにしか見えなかったのがやや残念。
 棚橋の徹底したヒザ攻めに苦しめられつつも、オカダはドロップキック連発で反撃。レインメーカーを棚橋がカウント2で返したところから一気にテンポが上がり、オカダが逆ハイフライフローを見せれば棚橋は逆レインメーカー。棚橋がハイフライフロー2連発を決めるがカウント2。なおもハイフライフローに行った棚橋をオカダがドロップキックで迎撃!レインメーカーを狙うオカダに棚橋が張り手をくらわすが、棚橋の手首を離さないオカダはそこからレインメーカー3連発!遂にドームで棚橋を破り、世代交代を決定づける勝利。
 攻防のレベル自体は昨年から大きく引き上がったわけではないのだが、二人の醸し出す「空気」がもの凄い密度で、観客がそこに引き込まれていった感じ。ゴング直後に両者がコーナーで対峙したまま客席を煽り合う場面や、フィニッシュ前に棚橋をつかみ続けるオカダの手がビジョンに大映しになる場面など、とにかく画になる試合だった。
 2年連続で「セミで上がり切ってしまったハードルをメインがキッチリ越えてみせる」という興業をやってのけだわけで、つくづく新日はどれだけ勢いがあるんだと。それだけにセミを戦った二人が抜けてしまうのは痛い。年明け早々大激震に見舞われた新日本、ここから底力を見せられるか。
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by nugueira | 2016-01-21 23:48 | プロレス | Comments(0)