反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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UFC on FOX17の感想

 WOWOWで見た感想を。

ランダ・マルコス×-○カロリーナ・コバケビッチ(判定)
 メイン枠に抜擢された理由が「ビジュアル」という以外に思いつかないカード。UFCもこういう地上波向けの配慮をすることがあるのね。
 打撃で先手を取るコバケビッチだが、マルコスは臆せず打ち返していく。マルコスは組み付いてケージに押し込むがテイクダウンは奪えず。ラウンド終盤は両者のパンチが交錯するバチバチの展開に。
 2Rも序盤はコバケビッチがパンチからローのコンビネーションで攻めるが、マルコスが組み付いてバックへ。マルコスをおぶったまま耐えるコバケビッチだが、後ろへ倒れ込んでしまう。マルコスがバックをキープし続けてラウンドが終了。
 3Rになってようやくコバケビッチの打撃のエンジンがかかり、マルコスの組み付きを振りほどきながら攻勢を続ける。さらにマルコスにテイクダウンされた勢いで回り込んだコバケビッチがマウントを奪い、パウンドで攻め続けて試合終了。1Rが微妙な差だったのでマルコス勝利もあるかと思ったが、判定でコバケビッチが勝利。女子ストロー級は当分アメリカで試合が開催されることもなさそうな展開になってきている。

マイケル・ジョンソン×-○ネイト・ディアス(判定)
 序盤はジョンソンのローとパンチに押され続けていたネイトだが、1R中盤からパンチをヒットさせる場面を増やし、動きは意外と悪くない感じ。ジョンソンはリーチ差もありやりにくいのか、空振りが目立つ。
 2Rに入るとネイトが一気にペースをつかみ、ワンツーを立て続けにヒット。時おり腕を組んだり、パンチが入った後ジョンソンを指さすジェスチャーも交えて相手を挑発し、久々にネイト劇場大爆発。ジョンソンは時おりいいパンチは入れるが後が続かず、懐に飛び込んでも逆にギロチンに捕らえられてしまう。
 3Rもネイトの攻勢は止まらず、ジョンソンはダメージで明らかに動きが鈍くなっている感じ。終了間際にジョンソンがラッシュからテイクダウンするものの、ネイトが終了後に確信犯的にヒザ十字を仕掛けるオマケつき。試合終了のホーンがリピートされるのを初めて見た。
 1年ぶりの試合でランカー相手に完勝し存在感を見せたネイト、試合後のマイクでは「ファック」を連発しながらマクレガーを挑発。何をすれば金が稼げるかをよく理解している。

ジュニオール・ドス・サントス×-○アリスター・オーフレイム(2R TKO)
 アリスターは下がり続けて間合いを測り続け、お互い全く攻撃が出ないまま1分以上が経過。圧力をかけているのはドス・サントスで、ハイキックやボディを出していく。まあじっくり攻めればいいか・・・と思っていたらラウンド中盤にアリスターの左フックが入りドス・サントス鼻から流血。ドス・サントスはにわかにバタバタし始め、アリスターがどっしり戦っている印象で1R終了。
 2Rも前に出るのはドス・サントスだが有効打が出ず、逆にアリスターのパンチがヒットし目じりから出血。どんどん嫌な空気になってくる。ラウンド後半にケージ際に詰めたドス・サントスがラッシュを仕掛けるが、有効なダメージを与えられずに一度後退。と、ここでドス・サントスの打ち終わりに合わせたアリスターの左フックがガードをかいくぐりクリーンヒット!ダウンしたドス・サントスにアリスターがパウンドを入れたところでレフェリーがストップし、アリスターまさかのKO勝利!
 アリスターのパフォーマンスもそれほどパッとした感じではなく、むしろドス・サントスの衰えが顕著になってしまった一戦。勝ったミオシッチ戦も精彩を欠いていたし、2度のヴェラスケス戦のダメージで完全に打たれ弱くなってしまったか。アリスターはこれで一躍タイトル戦線も見えてくるポジションまで上昇。今回アリスターがKO負け→UFCからリリース→来年夏のRIZINでステロイド満タンのアリスター登場 というシナリオを思い描いていたのだが、夢に終わりそう。

ハファエル・ドス・アンジョス○-×ドナルド・セラーニ(1R TKO)
 開始早々ドス・アンジョスの左がヒット。打撃戦を挑むセラーニだが、ドス・アンジョスは構わずそれに応じると左ミドルから左ストレートをヒット!グラつきながら後退したセラーニにケージ際でノンストップ連打を叩き込むと、苦し紛れのセラーニのタックルを切ってバックからパウンド連打。最後はドス・アンジョスに目線で促されたハーブ・ディーンがようやくストップし、わずか66秒で防衛に成功。
 ゲスト解説のチュートリアル福田が終了直後「なんだこの人」とつぶやいていたが、まさに他に言葉が出てこないような圧勝劇。ドス・アンジョス勝利を予想していたものの「競ってもおかしくないし打撃戦が続くと危ないよね」と思っていたのだが、始まってみれば打撃戦でセローニを瞬殺。絶対王者の陥落が続き度胆を抜かれることが多かった今年のUFCだが、トリでは王者の圧倒的強さに度胆を抜かれた。
 ドス・アンジョスは試合後のインタビューでマクレガーを挑発。先週の感想で書いたとおり、マクレガーを中心にUFC全体が回っていく構図が早くも出来上がってきた。とはいえ今日のドス・アンジョスを見てしまうと、確かにマクレガーが一番勝てる確率が高いのではないかと思えてしまう。

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Commented by みゆパパ at 2015-12-21 13:43 x
早速マクレガーが、マクレガーらしい返しをしていますね。

以前ボクシングでも間に壁を挟んでの会見とかありましたけど、ネイト×マクレガーなんてあったら、絶対に乱闘騒ぎ起こしますよねw

ドス・サントスの劣化ぶりを目の当たりにして、
JJが階級上げたら普通に制圧してしまいそうな気がしてしまいました。
Commented by nugueira at 2015-12-22 23:50
>みゆパパ様
 今のヘビー級は動ける選手が少ないですし、確かにJJがスピードを維持しつつヘビーに上げたら大半の選手には勝てそうですね。
by nugueira | 2015-12-20 23:09 | UFC | Comments(2)