反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

チャベス・ジュニア&フランプトン

 エキサイトマッチの感想を。まずスーパーミドル級10回戦フリオ・セサール・チャベス・ジュニアvsマルコス・レイエス。
 ライトヘビー級から落とし、再び持ち味(?)である体格面のアドバンテージを取り戻したチャベスは、序盤から得意のパワープレー。ガンガン圧力をかけると、ボディブローも交えながらパワフルな攻撃を繰り出していく。レイエスも手数は出すのだがチャベスのプレッシャーを捌ききることはできず、コーナーに詰められ有効打をもらってしまう苦しい展開。
 チャベスが順調にペースを握り続け、後はKOを待つばかり・・・かと思いきや8Rからレイエスのパンチが急に当たり出す。終盤に失速したチャベスは前半の貯金で逃げ切り大差の判定勝利は収めたものの、ピリッとしない印象ばかりが残った試合。拳を痛めたのが原因らしいが、この相手にKOできっちり勝てなかったのはやはり痛い。

 続いてIBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ、カール・フランプトンvsアレハンドロ・ゴンサレス・ジュニア。1Rから軽快に攻め込んでいくフランプトンだが、ゴンサレスのカウンターの左ジャブを食らいダウン!フランプトンはさらにラウンド終盤にも打ちおろしの右を食らって2度目のダウンを喫してしまい、いきなり王者が3ポイントのビハインドを背負う展開に。
 だがフランプトンは2Rからすぐさま立て直し、着実に左ジャブを突き刺してペースを取り戻す。3Rにはゴンサレスのボディでフランプトンが膝を着くものの、ローブローと判定され逆にゴンサレスに減点。1Rのビハインドがあっという間に追いつかれた。
 この後もフランプトンの勢いは衰えず、1Rのダウンが嘘のようなアグレッシブなボクシングを展開。とにかく左ジャブがよく伸び、中盤からは返しの右も次々とヒット。ゴンサレスも手数は出しており決してワンサイドゲームにはさせないのだが、先手を取り続け有効打も多いフランプトンがポイントを獲り続けている印象。
 9Rにはゴンサレスのアッパーがヒットしフランプトンのアゴが跳ね上がる場面もあったものの、フランプトンはすぐさま反撃。終盤になってもフランプトンはペースを落とすことなく攻め続け、逆にゴンサレスは11Rにまたもローブローで痛恨の減点。終わってみれば1R以外は危なげなく攻め続けたフランプトンが6~8ポイント差をつけ防衛に成功。ゴンサレスの親子世界王者の野望を阻止してみせた。
 1Rに2度のダウンを奪われたらそのままズルズルとリズムを崩しておかしくないのに、あっさりと立て直したフランプトンがお見事。マルチネス戦もそうだったが、相手がどういうタイプでもすぐさま自分のペースに引きずり込んでしまう強さがある。やっぱりスーパーバンタム級は目が離せない。
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Commented by みゆパパ at 2015-10-17 09:05 x
フランプトンはこれまでクイッグのことを格下として扱ってきていて、自分とやりたいならもっと実績を積めと見下してきていました。
クイッグがマルチネスをKOで仕留めたこと、対するフランプトンがこの対戦でKOできなかったことから、
この二人の対戦が早期実現に向かったのではないでしょうか。

ビッグマッチの交渉は、最後の最後で決裂なんてこともあるのでヤキモキしてしまいますが、是非実現してほしいです。
Commented by nugueira at 2015-10-18 21:26
>みゆパパ様
 クイッグvsフランプトンも好勝負必至の組み合わせですね。今のスーパーバンタムは誰と誰がやっても面白いはずなので、とにかく出し惜しみは勘弁してほしいです。
by nugueira | 2015-09-12 23:43 | ボクシング | Comments(2)