反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

K-1 WORLD GP の感想(ワンマッチ)

 7月のK-1、-65kgのワンマッチ2試合の感想を。

木村“フィリップ”ミノル○-×マサロ・グランダー
 木村は開始早々右ストレートをねじこむ。グランダーも思い切りのいい踏み込みから左右のパンチを振るい激しい打撃戦が期待されるが、ここからは両者手数が出ず様子を見あう展開。このまま1R終了か・・・というところでグランダーのノーモーションの右がヒットし、木村がダウン。
 大きなビハインドを背負った木村は2Rもグランダーの長いリーチの前になかなか距離が合わないが、ラウンド中盤から左ボディ中心の攻めに切り替え、徐々にペースを握る。
 3Rも攻勢を強める木村は左ボディ中心に攻め続け、ついに左ボディから左フックへのダブルでグランダーを吹き飛ばすようにダウンさせ、ポイントを五分に戻す。
 延長ラウンドは両者決定打はなかったものの、前に出て手数を出し続けた木村に対し、グランダーはホールディングが多く減点。木村が序盤の劣勢を跳ね返し逆転勝利。グランダーは2R以降守りに入ってしまったのか、思い切りのいい攻めが見られなかった。木村は3Rにダウンを奪わなければならない場面できっちり倒してしまうあたり、勢いというか「持ってる」選手だと感じてしまう。

ゲーオ・フェアテックス○-×左右田泰臣(判定)
 開始と同時にゲーオの前蹴りが左右田の顔面にヒット。この場面にゲーオの好調ぶりが集約されており、この後も重い左のパンチを打ち込み、前蹴りやミドルで試合をコントロール。左右田は距離が詰まったところで左右のパンチを振るっていくが、そもそもパンチの距離に入らせてもらえない。
 2Rもゲーオの横綱相撲は変わらず、左右のパンチ、ミドル、ハイ、前蹴りと多彩な攻めで左右田を翻弄。ラウンド終盤には左右田のガードの隙間から左右の連打を打ち込みダウンを奪う。3Rもゲーオはハイキックで左右田をグラつかせ、ロー・前蹴り・ヒザで反撃の隙を与えず圧倒。大差の判定で返り討ちにした。
 木村戦での敗戦や怪我による欠場など最近精彩を欠いたゲーオだが、今回は完璧な試合内容。この日の試合内容を比べる限り、11月のタイトルマッチはゲーオが防衛を果たしそう。まあ試合ごとのムラの大きさもタイ人の特徴なので始まってみるまで何とも言えない部分もあるが。
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by nugueira | 2015-09-04 23:39 | K-1 | Comments(0)