反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

ブローナーvsポーター

 エキサイトマッチでウェルター級12回戦、エイドリアン・ブローナーvsショーン・ポーターを観戦。元世界王者同士による何とも贅沢なノンタイトルマッチ。
 1R、しばらく距離の測り合いになるが、ポーターが鋭い踏み込みからのパンチ。ブローナーは距離が詰まるとクリンチで逃れるが、やはり距離をキープしたいか。2Rもポーターが前に出て攻めるが、ブローナーは下がりながら左を合わせる。この辺りのスピードはさすが。
 しかしこの後はポーターが徹底して距離を潰し、ブローナーに自分のリズムを取らせない。いつもに比べると重心を前に置かずフットワークを使うポーターは、ブローナーにパンチの的を絞らせないまま、チャンスを見ると一気に前に出る。5・6R辺りからブローナーはポーナーの突進にショートのフックやアッパーを合わせるようになるが、ポーターは多少被弾しても構わず前進。クリンチされても密着したまま左右のパンチを振るい続ける得意のスタイルでブローナーを押し込んでいく。
 ポーターも決定的な有効打はないのだがとにかく手数を出し、ブローナーは細かいパンチを入れることはあっても下がり続けているので印象が悪い。終盤にはブローナーは下がって防戦一方になり、さらに11Rにはホールディングで痛恨の減点。
 もはや勝負ありという状況で迎えた12R開始早々、ブローナーの左フックが入りポーターがダウン!にわかにチャンスを得たブローナーだがこの後の追撃を入れることができず、2~10P差をつけられ判定3-0で完敗。ブローナーに自分のリズムを取らせなかったポーターがウェルター級トップ戦線に生き残った。

 仮にメイウェザーがポーターと戦っていたらと考えると、まともに触らせないまま12R試合をコントロールし続ける映像が容易に想像できるわけで、残念ながらブローナーが「なんちゃってメイウェザー」ではあっても「メイウェザー2世」ではないことが改めて示された形に。カウンターを入れても構わず突進されて距離を潰されてしまい、マイダナ戦と同様パワー負けが明らかな試合内容。ライト級時代はあれだけ圧倒的な勝ち方をしていたんだから、ウェルター級にこだわるのをやめた方がいいと思うのだが。
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by nugueira | 2015-08-13 23:50 | ボクシング | Comments(0)