反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
カレンダー

ワイルダーvsモリナ

 エキサイトマッチの感想を。まずIBF世界スーパーフェザー級王座決定戦、ホセ・ペドラサvsアンドレイ・クリモフ。
 手数はペドラサが勝り先手を取っていくが、クリモフも打ち終わりを狙って反撃。2R、ペドラサは丁寧にジャブを突くとボディもヒット。終了間際にはコーナーに詰めて連打を入れ、ペースを握っていく。ペドラサは3R以降もフットワークを使いクリモフを翻弄すると、ガードが空いたところを狙って上下のコンビネーション。6Rに入ったところで後がなくなってきたクリモフは圧力を強め自ら前に出ていくが、このラウンドからオーソドックスに切り替えたペドラサは逆にクリモフを押し返していく。ペドラサが隙のない試合運びを見せ前半戦が終了。
 7R、ペドラサは左右のボディ連打を入れると、上下に散らして顔面にも有効打を入れていく。ペドラサは一発の強さはないが、力みのない実にきれいな連打。9R、ペドラサは無理をせずやや距離を取り、一旦ペースを落とす。10Rも着実に有効打を入れてポイントは取りつつ、強引にはフィニッシュを狙わない感じ。終盤にクリモフがようやく圧力を強めるものの有効打を入れるには至らず。ペドラサがフルマーク2名、残り1名が119-109という大差の判定で王座獲得。派手さはないが安定感のある強さ。

 メインはWBC世界ヘビー級タイトルマッチ、デオンテイ・ワイルダーvsエリック・モリナ。
 スタンスを広く取った構えのワイルダーは、長いリーチを活かして遠い間合いからのパンチ。モリナも時おり右アッパーを繰り出すもののこれは当たらず、受け身の展開を強いられる。しかし3Rにモリナの左フックが入り、ワイルダーは一瞬動きが止まる。一転してチャンスを迎えたモリナだがここから攻め切れず、ワイルダーに立て直す時間を与えてしまう。するとペースを取り戻したワイルダーは4R、モリナをコーナーに詰めて左フック一閃!モリナは崩れ落ちるようにダウンし、ラウンド終了のゴングに救われる。
 続く5Rもワイルダーはワンツーから右を叩き込み、背中を向けロープにもたれたモリナに追撃を入れダウンを奪取。そこから更に2度目のダウンも奪うが、このラウンドは仕留めきれず。この後もワイルダーは無理はしないもののワンツー・打ちおろしの右でモリナを圧倒し続けると、迎えた9R、モリナに打ちおろしの右をクリーンヒット。大の字にダウンしたモリナを見てレフェリーがすかさずストップし、ワイルダーが初防衛をKOで飾った。
 3Rのピンチはあそこからすぐさま立て直したのが凄いとも言えるし、そもそもあそこで一発もらってしまうのが危なっかしいとも言える。絶対王者・クリチコとの対戦話はいずれ出てくるんだろうけど、もう少し経験を積まないと勝負にならないか。
[PR]
by nugueira | 2015-08-10 23:30 | ボクシング | Comments(0)