反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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G1CLIMAX(優勝決定戦)

 G1最終日、新日本プロレスワールドで観戦。やはりこの盛り上がりは会場で体感したかった・・・。

 優勝決定戦の特別ゲストに武藤と蝶野が登場。第1回の優勝決定戦を争った二人の見守る前で、この10年の新日本を支え続けた棚橋と中邑が激突、という粋な演出。最近の新日本がOBを活用するのは結構珍しいと思うのだが、それがしっくりハマる辺りにG1の歴史を改めて実感させられた。
 ただ、武藤は最近の新日本の動向を本当に抑えていないらしく、試合中に二人の今大会の戦績をいちいち確認したり、「中邑ってG1勝ってるんだっけ?」という質問をするなど、完全に話の腰を折っている場面が多かったのは残念。仕事として受けたんだから最低限の情報は仕入れてから来てほしかった。
 
 試合の方はハイフライフロー2連発を中邑が返せば、ジャンピング・ボマイェ、スライディング・ボマイエをいずれも棚橋が返す、という死力を尽くした名勝負。互いの必殺技を切り返すのではなく、正面から受けきるところに両者の覚悟と、G1という舞台への思いが表現されていたと思う。両者ともあらかた技を出し切った終盤戦、「中邑が腕十字で極めるか?」と思っていたところで果たして中邑がスリングブレイドを切り返して腕十字へ。だが場所がロープに近く、棚橋はここを凌ぐとコーナー最上段から雪崩式ランドスライドを狙う中邑をハイフライフローで押し潰し、ドラゴンスープレックスからのハイフライフロー2連発で遂に3カウント。開幕戦の飯伏戦に始まり柴田戦、AJ戦と名勝負を連発してきた棚橋が、30分超えの激闘を制し2度目のG1制覇。

 開幕前は「優勝決定戦が中邑vsAJで、中邑が優勝」という予想を立てていて、おそらくこれが標準的なファンの見立てだったのではないかと思うのだが、両国大会では棚橋がAJ・中邑をなで斬りにして優勝。今後の展開を考えれば中邑をIWGP戦線に絡めた方がマンネリ打破にもつながるはずなのだが、それでも勝ったのは棚橋。今の新日本が棚橋の、棚橋による団体だということを今さらながら再確認させられる結果になった。
 前回棚橋が優勝した2007年は両国も空席が目立っていた、というのは今シリーズ中棚橋が折に触れて発言しており、「超満員札止めの両国で棚橋にもう一度G1を取らせる」のが新日本の選択だった、ということか。上述した今後の展開を考えるとベストの選択とは思えないのだが、優勝決定後に画面からも伝わってくる場内の「ハッピーエンド感」を目の当たりにしてしまうと、やっぱり何も言えなくなってくる。

 IWGPジュニアとジュニアタッグはいい試合だったが、やはりメインを食うほどのインパクトは与えられず。KUSHIDAにとっては壁の高さを再認識させられる一戦になってしまったか。セミはAJがオカダから3カウント取ってしまったのが驚き。こうなるとタイトルマッチで再戦という流れになるはずで、去年とは逆に年内にスタイルズがIWGPを奪還して1.4で棚橋と対戦?それとも棚橋の挑戦権も中邑やオカダに奪い取られたりするのだろうか?下半期の展開が急に読みにくくなってきた。

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by nugueira | 2015-08-16 22:48 | プロレス | Comments(0)