反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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UFC on FOX16の感想

 「予想が外れた方が面白いんだけど」と思っていた試合も含めて予想通りの結果に終わった本日のUFC、感想を。

ジョー・ローゾン○-×五味隆典(2R TKO)
 スタートから前に出る五味。ボディストレートからのコンビネーションで攻めていくが、ローゾンは打ち合いに応じつつタックルからテイクダウンを奪うと、あっという間にバックへ。ヒザ十字狙いを一度は凌がれるも、バックをキープし五味の体を伸ばすとパウンドの連打。ハーブ・ディーンが相変わらず止めようとせず、終いにはローゾン自ら攻撃をやめて立ち上がり、ディーンがそれに従うようにストップ。
 五味はスタンドでの動きは悪くなかったが、寝かされた後は何もできず。そろそろリリースがチラついてきたか。あとUFCはカットマンをクビにする暇があるなら、さっさとディーンを処分してほしい。

エジソン・バルボーサ○-×ポール・フェルダー(判定)
 左ミドルを起点に攻めるバルボーザに対し、フェルダーはバックブロー、後ろ回し蹴り、さらにローリングエルボーと回転技のオンパレード。両者のスタイルが噛み合う攻防となったが、バルボーザのローブローで一時中断。バルボーザはボディブローもヒットさせるが、大振りフックの空振りが目立つ。
 2Rもフェルダーは回転技を軸に攻めていく。バルボーザはフェルダーの打ち終わりに返してはいるが、パンチの間合いを読まれてしまっているか。ラウンド後半にはフェルダーが跳びヒザを入れるが、バルボーザはミドル・ローで反撃。
 3Rはフェルダーの手数が落ち、決定打はないもののバルボーザが細かい打撃を入れ続けて試合終了。個人的採点は1・2Rフェルダー、3Rバルボーザだったが、判定は三者ともバルボーザ。微妙ではあるが、手数重視ということなら想定の範囲内のジャッジ。フェルダーは勝ちを確信したのか、3Rに露骨にペースダウンしたのが響いた。

ミーシャ・テイト○-×ジェシカ・アイ(判定)
 テイクダウンを奪いたいミーシャだが回転力のあるアイのパンチに組み付く機会を作れず、顔面に被弾し続ける嫌な展開。しかし1R後半に強引に打って出ていくと、右フックをヒットさせダウン!力ずくで流れを引き寄せる。
 解説のKIDが言っていたようにきれいなボクシングをしているのはアイなのだが、ミーシャは要所要所で強い一発を入れアイの顔面をのけぞらせる。2Rもパンチ連打から押し倒すようにテイクダウンすると、サイドポジションをキープ。ラウンド終了間際にはギロチンに捕らえるが、アイはホーンに救われる。
 ミーシャは3Rもタックルからバックマウントをキープし、文句なしの判定勝利。ロンダに敗れた後は4連勝で正直試合内容のインパクトは薄いのだが、ビジュアルとストーリー性込みでロンダとの再戦はまあアリか。誰が挑んでもロンダが負ける場面が思い浮かばない、という構図は同じわけだし。

T.J.ディラショー○-×ヘナン・バラオン(4R TKO)
 開始と同時に前に出たのはバラォン。前蹴り、タックルを交えながらディラショーにペースを握らせまいと攻めていく。ケージ際での組み合いが続いた後、ラウンド後半にディラショーのパンチがヒットしバラォンぐらつく。バラォンの動きは悪くないが、パンチで先手を取られているのが厳しい。
 1R後半にディラショーへ傾いた流れは変わらず、ディラショーを捉えきれないバラォンに対し、ディラショーはワンツーや離れ際の肘を次々とヒット。バラォンはタックルからテイクダウンに成功するがすぐ立ち上がられてしまい、反撃へつなげられない。バラォンは完全に足が止まってしまい、気づけば前回の対戦と同様、ディラショーにいいように殴られる展開に。
 完全に失速状態のバラォン、3Rは完全に苦し紛れのタックルに行くが簡単に切られてしまう。ディラショーもやや攻め疲れたのか比較的静かな攻防が続くが、ラウンド終盤にディラショーが連打。やはり燃料はしっかり残しているか。そして迎えた4R、ディラショーの左フックをもらったバラォンがぐらつくと、ディラショーはすかさずケージ際に詰めノンストップの猛ラッシュ。バラォンは棒立ちになったままパンチをもらい続け、遅すぎるストップの末にディラショーが勝利。バラォンを返り討ちにした。本日2度目になるが、ハーブ・ディーンはさっさとクビにした方がいい。
 バラォンにとっては言い訳の効かない敗北。前回は1Rにビッグヒットをもらいそのまま押し切られた形だったが、今回はディラショーの変則スタイルを研究する期間は十分あったにも関わらず、いいところなく敗れた。3R以降のガス欠は減量苦をうかがわせたし、UFCでは今後、計量後の点滴禁止措置も始まる。バラォンにとってはフェザー転向が最良の選択のはずなのだが。

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Commented by みゆパパ at 2015-07-27 09:37 x
ハーブ・ディーンはUFCで裁いているレフェリーの中では比較的評価が高いレフェリーだったんですけどね。
最近はストップの遅さばかりが目立つようになって残念です。
UFCとしても、使いたくないレフェリーとかいるんでしょうけど、八百長を疑われる元にもなるでしょうし痛し痒しですね。

ディラショーには本当に脱帽しました。
あそこまでバラォンを圧倒するとは、正直これまでの格闘技観戦歴の中でも、トップにくるほどの予想外の展開でした。
バラォンは体格でアドバンテージがあったことが多いですが、ディラショーも身長同じなんですよね。
昨日の試合観ちゃうと、今のバンタムでディラショーを打ち破る選手を想像できません。
こうなったらDJにバンタムに殴り込んでもらいましょう。
Commented by nugueira at 2015-07-27 23:18
>みゆパパ様
 ハーブ・ディーンがどういう哲学でレフェリングをやっているのか逆に興味が湧いているんですが、どこかにインタビュー載ってませんかね。
 バンタム級は他の上位ランカーも負傷がちなので、当面タイトル戦の相手を見つけるのすら苦労しそうですね。
by nugueira | 2015-07-26 14:34 | UFC | Comments(2)