反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

スティーブンソンvsビカ

 消化が遅れ気味のエキサイトマッチ。まずはIBF北米ライトヘビー級タイトルマッチ、アルツール・ベテルビエフvsガブリエル・カンピーリョ。
 ボディストレートで様子を探っていたベテルビエフはカンピーリョをロープ際に詰めると、コンパクトな右を一振り。グラリとよろめいたカンピーリョにすかさず追撃を入れ、いきなりダウンを奪う。
 この後もダメージの残るカンピーリョに、ベテルビエフは着実に有効打を入れ続ける。パンチスピードはさほどでもないのだが一発の威力が半端じゃないうえに、上下左右にきっちり打ち分けてくる。ガードの内側からねじこむようなパンチと外側から回り込むパンチを交互に入れ、3R終盤にはボディから顔面への連打とつなげて攻勢。迎えた4R、開始から攻め込んだベテルビエフはロープ際に詰めたところで左右の連打をヒット。崩れ落ちるカンピーリョを振り返りもせずに自らのコーナーへ戻る映画のようなKOシーンで、キャリアを8戦全勝8KOとした。
 コバレフという絶対王者がいるライトヘビー級だが、ロシアからまた凄いのが出てきちゃったな。

 続いてWBC世界ライトヘビー級タイトルマッチ、アドニス・スティーブンソンvsサキオ・ビカ。距離を詰めてラフなパンチを振るうビカに、スティーブンソンはジャブから左を狙っていく。
 2Rに入ると、ビカの突進してくるタイミングに合わせてスティーブンソンの左がヒット。ビカは笑顔を浮かべごまかしはするが、動きが一瞬落ちる。
 これ以降もスティーブンソンは半身の構えから次々と左をヒット。間合いを上手くコントロールし、自分のパンチは当たるがビカのパンチは入らない距離をキープする。5Rには左を効かされたビカが追撃をもらいもつれるように倒れるが、ここはスリップと判断される。
 タフネスぶりを発揮して粘るビカだが、続く6Rにはビカが突っ込んできたところにスティーブンソンが左を合わせ、今度こそダウンを奪取。
 ビカは後半戦も前に出て攻めようとはするもののダメージは隠せず、9Rに両足が揃ったところで左を食らってしまい2度目のダウン。明らかに効いている様子だが、ここはゴングに救われる。
 ここで押し切られないのがビカの凄いところで、終盤は逆に攻勢に転じると攻め疲れのみえるスティーブンソンを押し込む場面を作ってみせるのだが、さすがに大逆転はできず。KOはできなかったものの、大差の判定でスティーブンソンが防衛に成功。これでいよいよ既定路線となっていたコバレフとの4団体統一戦が実現か?コバレフ優位とは思うが、実に楽しみ。
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by nugueira | 2015-05-23 23:37 | ボクシング | Comments(0)