ジェイコブスvsトルーアックス
2015年 05月 20日
1Rは静かな立ち上がり。前に出ていくのはトルーアックスだが、ジェイコブスは下がりながらも打ちおろしの右を時おり出していく。2Rもジェイコブスは下がりながらもジャブと右を繰り出していく展開。
3Rに入った辺りからジェイコブスは相手の動きをつかんだのか、自ら圧力をかけながらタイミングよく右を打ちこんでいく。気づけば守勢に回ってしまい手数が出なくなったトルーアックスに対し、ジェイコブスは着実に右をヒット。
5R、リズムに乗ったジェイコブスがフットワークを使いながらワンツー、さらには3連打。コンビネーションを出す回数が増えてきた。さらに6Rにはトルーアックスが突っ込んできたところにカウンターの左をヒット。下がったトルーアックスに右クロスを打ちこむと、右の連打を打ちこんでいき完全に試合の流れを決定づける。
後半戦に入ってもジェイコブスはフットワークとジャブでトルーアックスを懐に入らせず、逆に自分は中間距離から着実に有効打を入れていく。トルーアックスは流れを変えるきっかけすらつかめない。10Rに左右の連打を入れたジェイコブスがトルーアックスをロープに詰め一気に攻め込もうとするが、ここはトルーアックスが右アッパーを入れ反撃。
ジェイコブスとしては無理せずとも大差の判定防衛か・・・という雰囲気もあった最終ラウンド、ロープ際でジェイコブスの左アッパーから返しの右がヒット。腰をガクリと落としたたらを踏むように後退したトルーアックスにスタンディングダウンが宣告される。ジェイコブスは再開後も追撃の手を緩めず、ジェイコブスが反撃できずにパンチをもらい続けたところでレフェリーがストップ。トルーアックスに粘られはしたものの、最後はジェイコブスがきっちりKO、という時間調整にはおあつらえ向きな試合だった。