反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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ゴロフキン&ロマゴン

 WOWOWオンデマンドで見たボクシング2大世界戦の感想を。

 まずWBC世界フライ級タイトルマッチ、ローマン・ゴンサレスvsエドガル・ソーサ。ロマゴンは開始早々、圧力をかけつつ上下左右にノンストップで連打を繰り出すいつもの展開に持ち込む。ソーサも下がりつつ手数は出そうとするのだが、ロマゴンはこれを全く苦にせず、2Rも一気に距離を詰めて猛攻。連打から右ストレートを打ち込んでダウンを奪うと、再開後も立っているのがやっとのソーサに追撃を入れダウンを重ね、最後はロープ際で連打を食らったソーサが力尽きるように崩れ落ちて勝負あり。
 ソーサがいくら手数を出してもそれに根こそぎカウンターを合わせてくるわけで、今に始まったことではないのだがもはや不条理なレベルの強さ。もうさっさとスーパーフライに上げて井上と戦ってくれ。と思っていたら試合後にHBOのインタビュアーが「モンスター・井上とは戦わないのか」という質問をしていたのには驚いた。井上は世界的にも注目度が高い存在なのか。まあナルバエスにあんな勝ち方してるんだから当然といえば当然なのだが。

 続いてWBA・WBC世界ミドル級タイトルマッチ、ゲンナディ・ゴロフキンvsウィリー・モンロー・ジュニア。
 1R序盤はモンローがフットワークを使いながら左のパンチで先手を取り「いつもの相手とは一味違うか?」と思わせたものの、気づくとゴロフキンがコーナーに詰め的確なパンチを入れる場面が増えてくる。ゴロフキンは早くもモンローを見切ったか・・・という雰囲気で迎えた2R、ゴロフキンがモンローをコーナーに詰めると、フェイントを混ぜてからどんぴしゃのタイミングでカウンターの左フックをヒット。一撃で吹き飛ばされるようにダウンしたモンローに追撃を入れ、あっという間に2度目のダウンも奪取。逃げ続けたモンローはゴングに救われる。
 もはやKOも時間の問題かと思えたが、モンローは3Rから立て直すと、ゴロフキンに中間距離を取らせず正面からの打ち合いに持ち込み有効打を入れていく。普段のゴロフキンならこういう展開でも丁寧に組み立てるはずなのだが、今回は真正面に立って不用意にモンローのワンツーをもらってしまう場面が目立ち、急に不穏な空気に。モンローも2度のダウンのダメージは残っており、ゴロフキンのパンチに腰を落とす場面はあるのだが、ゴロフキンのリズムが悪くそこから先が攻め切れない。
 このまま長引くと変な事にならないか・・・という不安も頭をよぎる6R、ゴロフキンが開始早々左アッパーを入れると、ロープ際で連打をもらい続けたモンローがたまらずダウン。カウント10ギリギリ、というかおそらく過ぎていたのでは?というタイミングで立ち上がるが、モンローの表情を見たレフェリーがストップ。ゴロフキンが苦しみつつも連続KO防衛記録を14へと伸ばした。
 3R以降の思わぬ苦戦はダウンを取って力んだのか、調整ミスがあったのか。今回の勝利で連続KO防衛記録まであと3つとなったわけだが、その3試合の間に思わぬ番狂わせがあってもおかしくない、と思わせる内容だった。もっとも、多少どころかかなり調子がおかしくても最後はKOできちゃうことが証明されたとも言えるわけだが。
 とはいえ、今のゴロフキンに期待したいのは記録・数字との戦いではなく、強い選手との戦い。試合後のインタビューで名前を挙げていたアルバレス、コット、ウォードといった面々との試合はぜひ実現させてほしい。

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Commented by みゆパパ at 2015-05-18 09:17 x
井上選手の名前が出たときには、本当にビックリしましたね。
ラスベガスでの対戦、ありえますよね!

苦戦とまでは言えないと思いますが、いつものゴロフキンでなかったことは確かですね。
現地観戦していた村田選手はどう観ていたのでしょう。
Commented by nugueira at 2015-05-18 23:31
>みゆパパ様
 フジテレビとの関係がどうなるかですが、井上vsロマゴンはぜひラスベガスで実現してほしいです。間違いなく軽量級ボクシングに対する世界の見方が変わる一戦になるでしょうね。
by nugueira | 2015-05-17 22:26 | ボクシング | Comments(2)