反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

亀海vsゴメス

 エキサイトマッチの感想を。まずスーパーフライ級10回戦、ローマン・ゴンザレスvsバレンティン・レオン。
 ロマゴンはガンガン前に出ると上下左右ノンストップで連打を繰り出すおなじみのスタイル。レオンも下がりつつも手数をしっかり出して打ち返していくが、やはり回転力勝負になるとロマゴンに分がある。徐々に削られていったレオンは2R終盤に連打をもらいダウンを喫すると、3Rもロープ際の打ち合いから根負けするようにダウン。最後はロマゴンの連打をもらい続けたところでレフェリーがストップし、ロマゴンが難なくKO勝利。タイトルマッチ前の調整試合だったようだが、将来的に4階級目も十分狙えそう。

 続いてIBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ、ゾラニ・テテvsポール・バトラー。
 上背で勝るサウスポーのテテは序盤からジャブを突き刺し距離をコントロール。バトラーとしては距離を詰めて打ち合いに持ち込みたいが、テテの懐が深くなかなかチャンスを作れない。
 2R以降も同じ展開が続き、テテはジャブから左ストレート、さらにバトラーが突っ込んでくるタイミングで迎撃のアッパー。テテが徐々に強いパンチを増やす一方、バトラーは流れを変えるきっかけをつかむことができない。
 迎えた8R、バトラーを削り続けたテテが左アッパー一閃。どんぴしゃのタイミングで食らったバトラーはダウンしたまま10カウントを迎え、テテが圧勝の防衛。日本の帝里木下を下して王座についた選手だが、このスタイルを完成されてしまうと切り崩すのは簡単でなさそう。

 メインはスーパーウェルター級10回戦、亀海喜寛vsアルフォンソ・ゴメス。
 序盤から亀海は前に出続けて攻め込むが、ゴメスは下がりながらも手数を出し続け、しかも上下左右の打ち分けが非常に的確。4Rにバッティングによるゴメスの減点はあったものの、亀海はリズムをつかめないままラウンドが経過していく。
 8Rには亀海の右がヒットしゴメスの動きが一瞬落ちるものの、そこから先が攻め込めず逆にゴメスに反撃を許してしまう。結局亀海は攻めのリズムに乗り切れないまま10Rが終了し、三者とも98-91の大差でゴメスが判定勝利。
 7ポイントも差がつくほどの内容ではなかったはずなのだが、各ラウンドとも微妙な手数・有効打の差で片っ端からゴメスに流れてしまった形。亀海のスタイル自体は間違っていたわけではなく、よく前に出続けていたと思うが、ゴメスに上手くいなされてしまった。この階級が日本人にとって生半可なことでは勝てない階級であることを、改めて思い知らされてしまった。
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by nugueira | 2015-04-17 23:24 | ボクシング | Comments(0)