反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

コバレフvsパスカル

 エキサイトマッチの感想を。まずウェルター級10回戦、ショーン・ポーターvsエリック・ボネ。
 ポーターは小刻みなフットワークから飛び込んで連打といういつものスタイルで攻めていくが、1Rにボネがカウンターの左をヒット。さらに3Rには近距離の打ち合いでも五分以上にわたりあう場面を作ってみせる。それでもポーターは3R後半あたりから距離を詰めて上下左右に打ち分ける得意のパターンに持ち込むと、5Rに右ボディを入れてダウンを奪取。立ち上がった後もダメージの残るボネに連打を叩き込んだところでレフェリーがストップし、復帰戦をKOで飾った。粗も目立ったが、やはり自分のスタイルにはまると強い。

 続いてWBA暫定世界ウェルター級タイトルマッチ、アンドレ・ベルトvsホセシト・ロペス。1Rから前に出るベルトに対し、ロペスは左右のボディを起点に手数で攻勢。2Rに入るとベルトが圧力を強め、ロペスをコーナーに詰めると強めのワンツーを打ち込んでいく。
 この後もプレッシャーをかけるベルトにロペスは手数で応戦、という展開でラウンドが経過。ベルトは有効打の数では負けていないものの手数が足りず、競り合ったまま後半戦に行くか・・・と思った6R、ベルトの右ストレートがヒット。動きの止まったロペスに追撃の右ストレートを入れダウンを奪うと、立ち上がった後もダメージの残るロペスにとどめの右。ロペスは崩れ落ちるようにダウンし、勝負どころを逃さなかったベルトが3度目の戴冠。

 メインは3団体統一世界ライトヘビー級タイトルマッチ、セルゲイ・コバレフvsジャン・パスカル。
 コバレフは半身の構えから前に出ていくと、ジャブ・ワンツーをヒット。序盤ほとんど手数の出なかったパスカルは2Rから反撃に転じるが、3Rにコバレフの右ストレートに吹き飛ばされるようにロープから上半身を出し、ダウンを宣告される。
 4R、勝負どころと見たコバレフは開始と同時にパスカルをコーナーに詰めると滅多打ち。しかしここを凌いだパスカルはコバレフの打ち終わりにカウンターの右を合わせて反撃に転じる。
 この後も主導権を握っているのはコバレフなのだが、後がなくなったパスカルが懐に入ってのパンチやカウンターを繰り出す場面も増え、コバレフがやや攻めあぐねている印象で後半戦へ。しかし7R終盤にコバレフが左を効かせると、8Rに再び猛攻。左フックを効かせ連打を入れると、パスカルはコーナーにもたれかかりダウン寸前の状態に。ここはコバレフがスリップしたため仕切り直しになるが、パスカルに反撃の余力は残っておらず、コバレフが連打を入れたところでレフェリーがストップ。思ったより苦戦した感じもあったが、コバレフが既定路線の4団体統一戦へコマを進めた。
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by nugueira | 2015-04-07 23:22 | ボクシング | Comments(0)