反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

パンクラス地上波放送

 パンクラスの地上波放送第1回を録画視聴。

 酒井代表と船木がパンクラスの歴史を振り返りながら現在のパンクラスをPR、という展開は「いかにも枠買い」という感じがするんだけど、船木とパンクラスが長らく距離を置いていたことを考えると歴史的和解と言えるかも。大半は早送りしちゃいましたが。

 試合映像の方は、覚悟してはいたが容赦なくダイジェスト版にされていたのが残念。とはいえ、有名選手の試合だけじっくり流すよりは、前座も含めて多くの選手を映した方が「俺の試合テレビで流れたんですよ!」となってチケットの手売りにもフィードバックされるし、選手のモチベーションも上がる。前座の選手でも秒殺KOすれば試合が放送される確率が高まるわけで、言ってみればこの番組自体が若手選手にとってWINボーナスでありKOボーナスとして機能することになる。総体としてみれば、費用対効果はすぐに結論が出せないものの、団体のPRツールとしては上手い構成になっているのでは。

 以下、放送された中で印象に残った試合の感想。

北岡悟○-×アキラ(判定)
 記念すべき地上波復活のオープニングを飾るのは北岡・・・だが、容赦なくダイジェスト放送。1Rの上四方からのチョークが極まっていれば相当インパクトが違っていたのだが。試合後のマイクを見ると、北岡と客席の温度差が際立っていて少々いたたまれなかった。

有己空×-○鈴木槙吾(1R TKO)
 近藤有己改め有己空。ウェルター級の体が減量というより萎んで見えてしまうのはさておき動き自体は悪くなかったのだが、1R終盤にボディを入れられケージ際に下がると、そのままパンチラッシュを叩き込まれ崩れ落ちるようにダウン。かつてのエースのこういう姿を見せられるのは、時代の流れとはいえ切ない。

アンディ・メイン○-×ハルク大城(1R 三角絞め)
馬場勇気×-○レニー・ウィーラー(1R TKO)
佐藤天○-×バイロン・フィリップス(判定)
堀詩織×-○リンゼイ・ガーバット(1R TKO)
小畑公史×-○TJララミー(1R TKO)
稲葉聡×-○ウィル“ザ・キル”チョープ (3R チョークスリーパー)

 「パンクラスを彩った数々の強豪外国人を紹介」という流れから直近2大会の海外勢の試合をまとめて流したのだが、これがもう「いいようにやられる日本人選手」という映像のオンパレード。まあ噛ませ犬ではないきちんとした選手を呼んでいることの証明でもあるのだが。
 映像を見た中では、ウィーラーのハイキックでの秒殺KOは説得力十分。あとチョープのフェザー級で身長190センチオーバーというのはやっぱり反則だわ。あのリーチ差で懐に入るだけでも一苦労だもの。

下川雄生×-○神部建斗(1R終了時 TKO)
齊藤曜×-○コンボイ升水(1R TKO)

 続いてネオブラ出身の若手を紹介。これは実によかった。こういう前座から上位戦線へ食い込んできそうな選手の映像は引き続きガンガン流してほしい。
 コンボイのKOは交通事故的な感じもなくはないのだが、神部は寝技の攻防でガッチリ攻め立てたうえで相手の負傷を呼び込み勝利。これでまだ18歳なんだから恐れ入ってしまう。先日のUFC on FOXで若手が次々とベテランランカーを下していった構図を思い起こさせた。

砂辺光久○-×小塚誠司(2R TKO)
 1Rはマウントを奪われる場面もあった砂辺だが、2Rに小塚が頭を下げたタイミングにハイキックをヒットさせKO勝利。さすがの安定感。

児山佳宏×-○徳留一樹(1R TKO)
 序盤から児山のガードをすり抜けジャブを顔面へ打ち込んだ徳留が、最後は左ストレートを打ち抜き児山を粉砕。UFCリリース組はその後も調子を崩すケースが多い中、復帰戦を快勝で飾った。北岡vs徳留はぜひ実現させてほしい。

才賀紀左衛門○-×亮AKB(2R TKO)
 トリを飾るのは才賀のMMA2戦目!やはり芸能人を嫁にもらうとこういう場面で強い。
 亮の左をもらいまさかのダウンを喫した才賀だが、落ち着いてリカバリーし亮のタックルを切ると、上からパウンドを落とし続けて逆転勝利。一度立ち上がられそうになったところでスラムをやってみせたり、思った以上にMMAの動きをしていた印象。
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by nugueira | 2015-04-23 23:32 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)