反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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アムナットvsシミン

 エキサイトマッチを視聴。まずはNABO北米スーパーウェルター級タイトルマッチ、グレン・タピアvsダニエル・ドーソン。かつてシュートボクシングの常連だったドーソンの試合をここで見ることになるとは。
 開始からドーソンが前に出て手数を出すが、タピアは落ち着いてそれを捌くと右ストレートをヒット。この後もドーソンの圧力をタピアがフットワークでかわし続け、2R終盤からはボディも交えて攻撃を返していく。3R、ボディから左右のフックをタピアが叩き込むと、動きが止まったドーソンをコーナーに押し込んで一気に猛攻。最後はドーソンがガードを固めて殴られ続けるだけになったところでレフェリーがストップ。ドーソンが若手のタピアの踏み台にされてしまった。

 メインはIBF世界フライ級タイトルマッチ、アムナット・ルエンロエンvsゾウ・シミン。1R、様子をうかがうシミンにアムナットがいきなり強いワンツー。リーチに勝るアムナット相手にシミンはやりにくいか。
 それでも2Rはシミンが懐に飛び込み打ち合いの展開に持ち込むと、アムナットがもつれるように倒れる。やや微妙だったがダウンと判定され、シミンは大きなポイントを獲得。
 だがダメージのないアムナットは3R以降すぐに立て直し、再びリーチ差を活かしリードパンチで先手を取る展開へ。カウンターの探り合いでは分が悪いと判断したシミンは4Rは果敢な飛び込みを見せ、さらに中盤はガードを固めた前傾姿勢から圧力をかけていくスタイルへチェンジ。これまで見せたことのない泥臭い戦い方を試みるが、それでもアムナットを切り崩すことができない。双方目立った有効打は皆無なのだが、アムナットはシミンの距離を作らせることなく細かい手数を出していく、という日本のボクシングファンにとっては昨年の井岡戦で見覚えのある展開が続いていく。
 シミンにとっても会場の観客にとってもフラストレーションが溜まる展開となったが結局この流れを変えることはできず、終盤はアムナットが露骨に流しつつ試合終了。三者とも116-111のジャッジでアムナットがシミンにプロ初黒星をつけ、防衛に成功。
 相変わらず面白みはないのだが、やっぱりアムナットは強い、というか勝ち方を知っている。今回の試合も10-9というより10-9.5、あるいは10-9.8ぐらいの微妙なラウンドを根こそぎ取っていった感じ。シミンはさすがにこの老獪さを切り崩すにはプロのキャリアが不足していたか。結果として井岡の昨年の敗戦も取りこぼしやミスジャッジでなく相手が悪かった、という話になるので、井岡陣営にとってはありがたい展開なのかも分からんが。
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Commented by ユウツギ at 2015-04-12 16:41 x
そうか!アムナットは、実はロマゴン以上の怪物だったんだ!は、考えすぎとしても、当初我々が思っていた以上の実力者であることは間違いなさそうですね。

なんか地味に見たいんですよね。アムナットvsエストラーダ。あと、ロマゴンならアムナットをどう攻略するのかも見てみたいです。
Commented by nugueira at 2015-04-12 20:41
>ユウツギ様
 この選手を切り崩すのは思った以上に難しそうです。多少のカウンターの被弾覚悟で懐に入って打ち合いを続けるしかなさそうで、ロマゴンならそれができるんではないかと思います。
by nugueira | 2015-04-01 23:09 | ボクシング | Comments(2)