反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

UFC184の感想

 WOWOWで見た感想を。

トニー・ファーガソン○-×グレイソン・チバウ(1R チョークスリーパー)
 UFC通算勝利数がGSP・ヒューズ・アンデウソンに次ぐ歴代4位タイのチバウ。タイトル戦線には全く絡まないままサバイブし続けるという、ある意味すごい戦績。
 試合はファーガソンがローでチバウを近づかせず、リーチ差を活かし遠い間合いからパンチを入れていく展開。打ちおろしの右を効かせてチバウを下がらせると、ダメージをごまかすためのタックルを切りパウンドを入れ、さっとバックへ。そのまま簡単にチョークを極め、一本勝ちで5連勝。
 ファーガソン勝利を予想してはいたものの、曲者チバウをここまで圧倒したのには驚かされた。ここ2試合はグラウンドの印象が強かったが今回はスタンドでも危なげなかったし、だんだん前座レベルの相手では手の付けられない選手になってきている。

アラン・ジョーバン○-×リチャード・ウォルシュ(1R TKO)
 開始と同時にガンガン前に出続けるウォルシュに、ジョーバンはロー・ミドルで反撃。それでもウォルシュの前進は止まらず、このまま圧力をかけられ続けると嫌な感じか…と思ったところで、突っ込んできたウォルシュの首をクリンチに捉えたジョーバンが、空いている左ヒジを一撃。グラついたウォルシュに追撃のパンチを入れ、実質エルボー一発で試合を終わらせた。クリンチエルボーでのKOって初めて見るかも。

ジェイク・エレンバーガー○-×ジョシュ・コスチェック(2R ニンジャチョーク)
 スタンドで圧力をかけるエレンバーガーに、コスチェックはきれいなタックルからテイクダウンに成功。しかしエレンバーガーはすぐに立ち上がると、ラウンド後半は細かいジャブを入れ続けペースを握る。
 2Rも開始と同時にコスチェックがタックルを仕掛けるものの、エレンバーガーはこれを切ってスタンドへ。コスチェックは徐々に消耗してきたか、攻め手がなくなってきた感じ。再度タックルへ行くもののエレンバーガーは再びこれをがぶると、ニンジャチョークの体勢へ。コスチェックはしばらく粘ったものの最後は力なくタップ。エレンバーガーが連敗を3で止めてなんとか踏みとどまった。

ラクエル・ペニントン×-○ホーリー・ホルム(判定)
 グラウンドに持ち込みたいペニントンだが、ホルムはきっちりタックルを切ってスタンドの展開をキープ。クリーンヒットこそないもののホルムのパンチが真正面からペニントンを捉えそうになる場面が増え、ペニントンは徐々に攻め手をなくしているか。
 このままホルムが押し切るかと思ったが、2R以降は打ち合いに応じたペニントンが思いのほか善戦し、ホルムは決定打を入れられないままラウンドが経過。終盤は客席からもブーイングが漏れるなか終了し、スプリット判定でホルムが勝利。
 「オッズほど実力の開きはない」というのが戦前の下馬評だったが、実際そんな感じの試合に。ホルムはこれで挑戦権獲得だとしたら、少々物足りないなあ。

ロンダ・ラウジー○-×キャット・ジンガーノ(1R ストレートアームバー)
 開始と同時に跳び膝を仕掛けるキャット。そのままもつれるように倒れ込みながら上を取ったロンダ、すぐさまジンガーノの腕を捕えるとアームバーへ移行し、ジンガーノたまらずタップ!わずか14秒、最強挑戦者と目されたジンガーノを迎えた一戦は、UFCタイトルマッチ最短記録のオマケつきでロンダが防衛。
 もう、終わった瞬間「なんじゃこりゃ!!」と叫ぶしかない試合。交通事故的な要素ゼロではないのだが、あの場面でとっさに極めてみせたロンダを褒めるしかない。試合前ダナが冗談交じりに「ロンダと男子を戦わせるしかない」と言っていたが、むしろメスのゴリラにMMAを教えでもしない限りロンダに勝てそうにない気がしてきた。

ローマン・サラザール△-△山本“KID”徳郁(2R ノーコンテスト)
 KIDは細かいステップで距離を取りながらロー、更に踏み込みながらのアッパー。相手のパンチもよく見えており、動きは悪くない感じ。
 2R序盤にタックルからテイクダウンを奪われるもののすぐさま立ち上がってスタンドに戻し、かつての変則的なフックがたびたびヒット。このまま押し切れるか、と思った矢先、サラザールが突っ込んできたところにKIDの指が目に入ってしまい、ドクターチェック。結局試合続行不可能となり、ノーコントという決着に。勝てる試合だっただけに、消化不良な結果になってしまったのは実に残念。

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Commented by みゆパパ at 2015-03-02 09:07 x
wowowの解説陣も言ってましたけど、
ファーガソンがまだベスト10に入ってないんですもんね。
ライト級半端ないですね。
ベンヘンがチャンピオンだった当時の停滞感が嘘みたいですw
上位陣誰と対戦となってもワクワクさせてくれますね。

ホルムの試合は確かに期待外れでしたねぇ。
でも参戦初戦で勝利重視で慎重だったってのもあるのではと、次戦で評価を下したいなと。

ジンガノ陣営のあの作戦はありえないですよねぇ。
あんな飛び膝かわされるに決まってるのに、
そのまま組みついてテイクダウン狙いの作戦?
ラウジー相手に?

KIDは動き良かったですね。
堀口に触発されてるんでしょうね。
ダメージもないでしょうから、
短いスパンで試合してもらいたいですね。
Commented by nugueira at 2015-03-04 23:56
>みゆパパ様
 TKが「ジンガノは5Rまで持ち込めば面白くなる」と言った矢先にあれですからね。本人は残念でしょうが、作戦ミスなのは間違いないです。KIDはとりあえず今後に期待が持てる内容でした。
by nugueira | 2015-03-01 14:47 | UFC | Comments(2)