反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

ゴロフキンvsマレー

 エキサイトマッチの感想を。まずWBA世界ミニマム級タイトルマッチ、ヘッキー・バドラーvsヘスス・シルベストレ。
 1Rからお互い回転力のある連打を繰り出す、緊張感漂う展開。近距離の打ち合いではシルベストレが優勢だがバドラーも有効打は許さず、3Rにはフットワークで回り込みながら右をヒットさせていく。
 4Rはシルベストレが再び距離を詰めボディで攻めていくが、5Rはバドラーがまたも距離を取る。接近戦ではシルベストレ、アウトボクシングではバドラーという構図がハッキリしてくるが、流れは徐々にバドラーに。有効打の数に差が出始めてくる。
 バドラーは時おり接近戦に付き合うのだが、次のラウンドはアウトボクシングに切り替えて試合を組み立てていく。一方のシルベストレはもっと自ら前に出なければいけないはずだが、バドラーのリズムに付き合ってしまいなかなか流れをつかめないままラウンドが経過。
 10Rにシルベストレがやっと攻勢を仕掛けるが、時すでに遅し。終盤戦はアウトボクシングに徹したバドラーが中盤の貯金を活かし判定勝利で防衛に成功。バドラーの組み立てが上手かったのもあるが、シルベストレは強引さが足りなかった。

 続いてWBA・WBC世界ミドル級タイトルマッチ、ゲンナディ・ゴロフキンvsマーティン・マレー。
 ガードを高く上げてがっちり守りを固めるマレーに、ゴロフキンはジリジリと圧力をかけながら上下左右のパンチ。マレーは2Rから相手の打ち終わりを狙って手数を出すようになるがそれ以上にゴロフキンに押し込まれる展開が続き、4Rにボディを効かされ2度のダウン。
 勝負論的にはここで実質勝負ありで、5R以降は下がるだけで防戦一方のマレーを、ゴロフキンが徹底的に追い込みながらパンチを打ち込み続ける展開。マレーのガードをすり抜けるようにジャブやアッパーを打ち込み、更にはガードの上から回り込むような振り下ろしのフックも繰り出していく。マレーもここからタフさを見せ粘り続けるものの、10Rにコーナーから回り込もうとしたところに右フックを合わされ3度目のダウン。ここはゴングに救われるが、11Rにロープへ詰められ連打をもらったところでやっとレフェリーが止め、ゴロフキンが13戦連続となるKO防衛。
 終盤は攻め疲れでディフェンスが雑になる場面もあったが、やっぱり強い、という以外に感想が出てこない試合内容。これだけタフな選手が相手でもきっちりKOを狙いにいく決定力も持っているし、連続KO記録はまだまだ伸びそう。

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Commented by みゆパパ at 2015-02-27 11:23 x
後半の被弾ですが、
あれって、頑なにガードを崩さないマレーを攻め気にさせるためだったんじゃないかと思いながら観ていました。
距離を詰めて詰めての状態での被弾で、顔面にもらってても全然顔跳ね上がらないでいましたしね。

世界戦での連続KO勝ちの記録って17とのことでした。
世界戦抜きの連続KO記録はさすがに現代ボクシングの試合数だと無理はあると思いますが、17という数字は楽にクリアしてしまいそうですね。

ゴロフキンの試合後は毎回言っているような気がしますが、本当にビッグマッチを実現させてほしいですよね。
Commented by ユウツギ at 2015-02-27 18:23 x
しかし、マルチネスが凋落し、ウォードが戦線離脱した今、ビッグマッチに相応しい相手っているんでしょうか?コットは、ヌゲイラさんの「逃げてー>_<」という悲痛の叫びが届いても届かなくても、逃げると思いますので。
Commented by みゆパパ at 2015-02-28 02:08 x
>ユウツギさん

本当にそこなんですよね。
なので、ゴロフキンを不憫に感じてしまうんですよね。

コットはベルト返上してでも回避でしょうね。
一時期煽ってた子チャベスはブクブク太っていって、これまた回避ですし。
イギリスでフロッチなら、ヨーロッパでは結構な注目浴びるでしょうけど、これもなさそうですよねぇ。

気の迷いでメイとか受けてくれないですかねw
Commented by nugueira at 2015-03-01 10:00
>みゆパパ様、ユウツギ様
 返信遅くなりすみません。お二方仰るとおり、ゴロフキンは同時代・同階級に明確なライバルがいないのがある意味不運ですよね。
by nugueira | 2015-02-25 23:26 | ボクシング | Comments(4)