反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

アンデウソンvsニック、まさかのバッドエンド

 アンデウソン・シウバとニック・ディアスの双方に禁止薬物の陽性反応が出るというショッキングなニュース。

 先日の試合が内容的に凡戦だったのは間違いない一方で、試合後のアンデウソンの涙や、ニックが直前に腕を負傷していたという逸話など、「物語」としては素晴らしい試合だったんだな、という受け止めをしていただけにこういうオチを迎えてしまうのは残念。

 ただ、興業の収支だけで捉えるならば、二人合わせて130万ドルのファイトマネーは没収になるわけで、UFCはこれだけのメガマッチをノーギャラで組めてしまったことになる。(ファイトマネー以外のPPVボーナスやスポンサーフィーがどういう扱いになるのかはよく分からないが。)
 また、アンデウソンは試合後会見で引退の可能性を示唆していたし、ニックに至ってはダナ自身が「次に試合するのは3年後かもな」と言ってしまうような状態。両者にサスペンデッドが課されてもタイトル戦線への影響はさほどないわけで、ごく近視眼的に見ればズッファは結構な利益を得た、という見方もできるのでは。

 もっともこの分析がお金の収支しか捉えていない話なのは百も承知で、メインイベンター2人が揃ってドーピングに引っかかってしまった事態が団体、あるいはMMAそのものに与えるダメージは決して小さくない。特に「これで何回目だっけ?」というニックはともかく、アンデウソンに陽性反応が出たのは衝撃的で、過去の幾多の防衛戦も薬物の賜物だったのではないか、という議論が出てきてしまうのは残念でならない。

 アンデウソン側は禁止薬物の使用を否定しており、ファンとしてもできれば何かの間違いであってほしい、というのが正直な感想。格闘技史に残る名王者がこんな形で晩節を汚してしまうのか、今は経過を見守るしかない。
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Commented by みゆパパ at 2015-02-07 13:45 x
ニックはともかく(検出された物質も毎度おなじみの大麻ですし・・・)
アンデウソンから検出されたってことが重大な問題ですよね。

もう意図的に摂取したかどうかなんて全然関係ないですよね。
なにせステロイドの一種の物質なんですから、
なんらかのパフォーマンスを強化させることになったっていうのは疑いようのない事実なわけで。

さらにがっかりなのが、デイナのコメントです。
アンチドーピングを標榜しているにも関わらず、
禁止薬物が検出された選手をサポートするって・・・

もう一点、なぜ試合1ヶ月前の検査で検出されているにも関わらず試合が行われたのか。
この点はどうせうやむやになるんでしょうけど。
Commented by nugueira at 2015-02-10 00:02
>みゆパパ様
 ジョーンズのコカイン問題も同じで、トップ選手をズッファがかばうのは是非はさておき「大人の世界」の話として仕方ないのかな、と個人的には割り切っています。
 アンデウソンは今回が初めてだと信じたいですし、そもそも何かの間違いなら嬉しいのですが。
by nugueira | 2015-02-05 23:47 | UFC | Comments(2)