反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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UFC183の感想

ジョーダン・メイン×-○チアゴ・アウベス(2R KO)
 1Rはスタンドの攻防に終始。リーチに勝るメインがアッパーを効かせアウベスを下がらせると、左右のパンチ、さらに肘を連打。アウベスは終了間際に打ち返すものの、ホーンに救われた形で1R終了。
 メインのKOも時間の問題か、と思われた2Rにアウベスの右ミドルがグサリと突き刺さり、うずくまるようにダウンしたメインにアウベスが追撃を入れたところでレフェリーストップ。アウベスが一撃で試合をひっくり返した。

ターレス・レイチ○-×ティム・ボーシュ(2R 肩固め)
 レイチはローからパンチで先手を取るが、ボーシュは組み合いになると体幹の強さを発揮し、テイクダウンは許さずに近距離からアッパー。それでもレイチは上手くパンチを入れてペースを握ったかに見えたが、1R終盤にボーシュのパンチを効かされると、テイクダウンを奪われ防戦一方でラウンド終了。ポイントも持っていかれたか。
 2Rもボーシュのパワープレーにレイチは押され気味の展開が続き、パンチを効かされ下がる場面が増えてくる。このまま押し切られるかと思われたレイチだが、クリンチから起死回生のテイクダウンを奪うと、すぐさまパスガードして肩固めへ移行。一度はボーシュのパワーで凌がれるものの、マウントからすぐさま反対側へ移ると再度肩固め。ボーシュを絞め落とし、逆転の一本勝ち。レイチが柔術家らしい勝ち方をするのを初めて見たかも。

ジョー・ローゾン×-○アル・アイアキンタ(2R TKO)
 スタンドで先手を取ったのはアイアキンタだが、右ボディを食らったローゾンはこれでスイッチが入ったかコンパクトな連打で反撃。この後も両者至近距離で打撃戦を繰り広げるバチバチの展開。ローゾンがヒザ蹴りからギロチンに行くが、ここはアイアキンタがサイドへ逃れる。ローゾンはきっちりディフェンスをしているが、手数でアイアキンタがラウンドを取っていておかしくないか。
 2Rも打撃戦の展開は変わらず。ローゾンは相変わらずきっちりガードして攻めるタイミングを窺っているように見えるのだが、アイアキンタは手数が止まる気配が全くなく、ローゾンは受けに回る時間帯が増えてしまう。そうこうしているうちにアイアキンタの右フックがヒットしローゾンがダウン!アイアキンタは自らスタンドに戻すが、ローゾンは完全に意識が朦朧としており足元がおぼつかない。相変わらず止めるのが遅くヒヤヒヤしたが、ローゾンが棒立ちでパンチをもらい続けたところでストップ。2~3ヶ月に1回のペースで言っている気がするが、ライト級は次から次へと強い選手が出てくるな。

タイロン・ウッドリー○-×ケルヴィン・ガステラム(判定)
 計量オーバーのガステラム、向かい合うとやはりデカさが目立つ。1Rはジリジリと圧力をかけるガステラムに、ウッドリーはカウンター狙い。互いに一発があるだけに様子見のスタートか。
 2Rも前に出るのはガステラムだが、ウッドリーの飛び込んでの右がヒットしガステラムが一瞬グラつく。ウッドリーはリズムをつかんだか、この後も右を繰り返しヒットさせラウンド終了。
 後がないガステラムは3R、これまで以上に前進を強めウッドリーを押し込んでいく。両者ともに目立つ有効打はなかったが、3Rはガステラムか。
 1Rをどちらにつけるか微妙な試合だったが、判定はスプリットでウッドリー。計量オーバーのガステラムが圧力かけ続けただけで勝っちゃったら納得いかなかったので、妥当な結果に落ち着いてくれて良かった。

アンデウソン・シウバ○-×ニック・ディアス(判定)
 出だしはなかなか手数を出さないアンデウソンに、ニックはいきなり寝そべったり真横を向いたりと挑発し放題。静かな立ち上がりだったが、ラウンド終盤にはアンデウソンがのど輪のような状態から空いている手でストレートを打ち込み、徐々に手数を増やしていく。
 近距離の打ち合いではニックがハンドスピードの速さを見せる場面もあるのだが、試合はアンデウソンが主導権を握ったままラウンドが経過。とはいえ強烈な打撃が入るシーンは少なく、エキシビジョンマッチを見ているような気分になってくる。
 3Rにはアンデウソンの関節蹴りをもらったニックが嫌がる様子を見せスイッチするものの、アンデウソンもあまり激しくは攻め込まない。ニックの動きは見切って時おりバックスピンキックなどの大技も出すものの、試運転に徹したか結局フィニッシュできないまま5Rが終了。大差の判定でアンデウソンが復帰戦を勝利で飾った。
 どちらに責任があるのかはさておき(おそらく両者とも悪いのだが)、「昔のビッグネーム同士がとりあえず戦いました」という試合になってしまったのは残念・・・と思いながら見ていたのだが、判定を聞いた直後に大の字に崩れ落ち号泣するアンデウソンを目にしたら何も言えなくなってしまった。あのアンデウソンといえど、もの凄い重圧と戦いながらこの復帰戦を迎えていたんだなあ。
 とはいえ対戦相手のレベルも含め、今回の試合がアンデウソン復活と言えるかどうかの判断材料にならなかったのは確か。アンデウソンがこれでいきなりタイトルマッチに挑戦、というのはさすがに勘弁してほしい。

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Commented by みゆパパ at 2015-02-02 00:36 x
セミもメインも拍子抜けでしたね。

アメリカやブラジルでのアンデウソンの立場って、
日本でのそれとは全然違うと思われますので、
今回ワイドマンのケガで試合が流れてしまいましたが、
下手するとベウフォート弾いてても、ワイドマン×アンデウソン3やってしまいかねないですよね。

あ、全然関係なくて申し訳ないのですが、
プレリミでやってた試合ですが、
ナタル×ワトソンですが、
英語表記を知らない人が見たら、
「ゴルフのレジェンドとテニスの現トッププレイヤーの対戦って何だ?!」てならないですかね?
DとTの違いだけですよ!
Commented by nugueira at 2015-02-03 09:05
>みゆパパ様
 アンデウソンも試合後会見では現役続行か揺れている感じでしたし、まずは本人の判断を見守るしかないですね。
 ナタルvsワトソンはツイッター上でも反応している方が結構多かったですね。
by nugueira | 2015-02-01 15:08 | UFC | Comments(2)