反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

カーン、マレス&亀海

 エキサイトマッチの感想を。世界戦はなかったもののなじみの名前がズラリ。

 まずスーパーウェルター級8回戦、亀海喜寛 vs オスカー・ゴドイ。1Rから亀海が圧力をかけ、左右のボディを起点に有効打の数でリードを奪う。2Rに更に圧力を強めた亀海は右クロスでダウンを奪うと、ダメージのあるゴドイに追撃の左フックで2度目のダウン。完全に主導権を握る。
 ゴドイはこの後も手数は衰えず反撃を続けるものの、亀海はそれに惑わされることなく、4Rにコーナーに詰めると左右の連打を叩き込みKO勝利。終始危なげない実にいい勝ち方で、この後GBRとの契約が決まったのも納得の試合内容。

 続いてスーパーフェザー級10回戦、アブネル・マレス vs ホセ・ラミレス。1R序盤、マレスがいきなりボディブローでダウンを奪取。パンチのダメージというより圧力で押し倒したようなダウンだが、これで勢いに乗ったマレスは左右の連打をガンガンと打ち込んで攻勢。早期KOの期待が高まる。
 ラミレスも積極的に前に出ていき、額をくっつける距離での削り合いが続くが、自分のペースに持ち込んだのはマレス。きれいな上下の打ち分けを叩き込んでいくと、3Rにロープ際に詰めたところで左フックをヒット。ガクリと腰を落としたラミレスにスタンディングダウンが宣告される。
 ラミレスも粘りは見せるものの、この後もマレスが追撃の手を緩めず猛攻。5Rにマレスの左フックが入ったところで、ラミレスが心が折れたように3度目のダウン。ここで終わらせてもよかったように見えるがレフェリーが試合を続行し、ラミレスは結局5R終了時にギブアップ。マレスが文句なしの試合内容で4階級制覇へ好スタートを切った。

 メインはWBCシルバー・ウェルター級タイトルマッチ、アミール・カーン vs デボン・アレキサンダー。
 カーンは1R、鋭い踏み込みからオーバーハンドのような左フックを入れると、さらにアレキサンダーの懐に入って左右の連打。とにかくハンドスピードが半端じゃない。
 2R以降もカーンは踏み込みの速さとハンドスピードで先手を取り続ける。アレキサンダーはカウンター狙いだが、手数で遅れを取ってしまっている。
 4Rあたりからアレキサンダーはカーンのスピードに慣れ始め、上手く距離をキープし懐に入らせまいとするのだが、カーンは速い左ジャブとノーモーションの右で攻勢。なかなかペースを譲らない。
 スピードに長けた両者だけあり、中盤戦は互いの隙を狙いあう我慢比べの展開。アレキサンダーは細かいジャブを突いていくが、カーンは打ち終わりにきっちり反撃してジャッジにいい印象を与える。
 後半に入っても試合はカーンのペース。手打ちのパンチも多くさほどダメージを与えている感じはしないが、手数できっちりポイントを取っていく。アレキサンダーは鋭いカウンターでカーンを下がらせる場面も作ってはいるのだが、完全に受けに回ってしまっているか。
 アレキサンダーは10Rから圧力を強めて前に出ていくものの、フットワークを使いながら手数を出し続けるカーンを最後まで捕えきることができず試合終了。一者はフルマークをつける大差の判定でカーンが勝利。中盤以降は簡単に懐に入らせてもらえなかったが、そうなったらそうなったできっちりパンチを入れていくのが上手かった。アレキサンダーは序盤に流れをつかめないままズルズル行ってしまった形。
 これでカーンはメイウェザーの相手として浮上してきてもおかしくないか・・・とも思えるが、ここに来てメイウエザーvsパッキャオ実現の気配が急に高まっているのが気になるところ。
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by nugueira | 2015-01-16 23:29 | ボクシング | Comments(0)