反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

クィッグvs大竹

 エキサイトマッチでWBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ、スコット・クィッグ vs 大竹秀典を観戦。

 1Rは大竹が左ジャブをよく出しており、悪くない出だし。一方のクィッグは左ボディを起点に攻勢。
 2Rに入るとクィッグが回転を上げ、ボディからアッパー、クロスへとつなげる連打で押し込んでいく。大竹は右クロスを効かされ一瞬腰が落ちる。
 大竹は一方的に押し込まれることなく前に出て乱打戦に応じてみせるが、これはクィッグの土俵。ボディからクロスへの打ち分けが実にうまく、大竹は決してワンサイドにさせてはいないのだがペースを握られたまま前半戦を終了。
 しかし後半戦に入っても大竹の愚直に前進を繰り返す戦法は変わらず、逆にクィッグの方は手数が落ちてくる。7・8Rと大竹が取った印象で、ここにきて盛り返してくる。
 だが9Rに入るとクィッグは再度圧力を強めて攻勢。強めのパンチを続けざまに振り回し大竹を押し込んでいく。結果的に大竹が優勢な場面を作ったのは7・8Rだけで、これ以降はクィッグの有効打が増え、試合の流れを決定づける。終わってみれば119-109が2名、118-110が1名でクィッグが防衛に成功。

 ポイント上は大差の試合だったが試合内容にそこまで一方的な印象はなく、強豪王者相手に敵地の試合だったことも含めて、大竹は大善戦と言っていい内容。クィッグの得意分野であるはずの乱打戦に挑んだうえで、ダウンを取られることなく最後まで攻めの姿勢を貫いたのはお見事だった。もっとも何度戦ってもこれ以上の結果が望める感じもせず、越えがたい壁があったのもまた事実なのだが。
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by nugueira | 2015-01-12 23:12 | ボクシング | Comments(0)