反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

パッキャオ圧勝。とりあえず出した、最低限の結果。

 WBO世界ウェルター級タイトルマッチ、マニー・パッキャオvsクリス・アルジェリを視聴。

 1R、身長で上回るアルジェリがフットワークを使って距離を取り続ける。パッキャオはワンツーで攻め込むが距離が合わない。それでも手数でラウンドは取ったか。
 アルジェリが逃げ回るのは想定内の展開で、焦点はパッキャオがいつアルジェリを捕えるか。2Rもアルジェリがパッキャオに自分の間合いを取らせない展開が続くが、コーナーに詰めたところでパッキャオがワンツーを打ち込み、バックステップしていたアルジェリが足を滑らせるようにダウン。アルジェリにとってはやや不運なダウン裁定か。パッキャオはポイントは取れたが、まだ距離を詰め切れたわけではない。
 3Rもパッキャオは前がかりに攻めつつも空振りが多くやきもきさせたが、ラウンド後半からパンチを当てる場面が増え始め、4Rにはアッパーやボディを立て続けに入れ遂にアルジェリを捕える。
 この後もパッキャオは前がかりになり過ぎてやや丁寧さを欠く感じだったが、6Rに左ストレートを入れてアルジェリをぐらつかせると、左右の連打でダウン。再開後も下がるアルジェリにラッシュを仕掛けてスリップ気味のダウンを奪い、ポイント面では試合を完全に決定づける。
 しかしアルジェリはバックステップでパンチの威力を殺していたのか、ダウンの割にはダメージを感じさせない動きを見せる。7・8Rとパッキャオが前にでつつも攻め切れない展開が続き、このままずるずるとラウンドを重ねそうな雰囲気が漂ってくる。
 パッキャオはこのまま勝っても評価が上がらないぞ・・・と思った9R、アルジェリのジャブにパッキャオがドンピシャの左ストレートをヒット!この試合初となるクリーンヒットによるダウンを奪われたアルジェリは、この後も連打をもらったところでスタンディングダウンを宣告される。
 前半と違いダメージの色が濃くなり始めたアルジェリは、10R後半にも左フックでダウンを喫し、これで通算6度目のダウン。ここまで来たら倒し切りたいパッキャオだが、残る2Rは逃げ回るアルジェリを捕えきれず試合終了。119-103が2名、120-102が1名という大差の判定でパッキャオがタイトルを防衛。

 試合前の予想では「パッキャオは今回KOできないようだと辛い」と書かせてもらい、その評価基準では不合格となってしまう結果。とはいえフットワークで距離を取り続け、打ち合いのリスクを避け続けた相手から合計6度のダウンを奪ったわけで、ファンが納得する最低限の存在感は示してくれた、と言えるのでは。それでは次の相手は誰がいいのか、となると「メイウェザー以外は誰とやってもなあ・・・」となってしまうのが辛いというか寂しいところなのだが。
 敗れたアルジェリは狙いははっきりしていたし最後まで戦い方はブレなかったが、結果的に最初から最後まで足を使って逃げ回っていただけとなってしまった。ブラッドリーのようなハンドスピードやマルケスのようなカウンターを持っているわけでもないので、予想通りといえば予想通りなわけだが、負けるにしても負けっぷりの悪さだけが目だってしまった形。

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Commented by ユウツギ at 2014-11-25 14:53 x
パッキャオ強かったですね〜。踏み込みの速さ&鋭さがかつてのそれにかなり近かったです。ああいうのを見せられると、パッキャオならメイウェザーを、と思っちゃうんですよね。相性はいいと個人的には思っています。
Commented by みゆパパ at 2014-11-26 22:45 x
ユウツギさんが仰ってるとおり、一時期のカウンターを恐れての踏み込みの躊躇がなくなってきてて、鋭く踏み込んでいく姿勢が見られましたね。
ただ逆の見方をしてしまうと、6度もダウン奪っておきながらストップできないってどうなの?です。
メイとの対戦は実現すれば、当然喜んで観てしまいますが、
群雄割拠のライト・Sライトあたりの選手との絡みのほうが観たいかもです。vsマティセとか実現したら痺れます。
なんでトップランクにしがみつくかなぁ。
Commented by nugueira at 2014-11-29 11:56
>ユウツギ様、みゆパパ様
 逃げまくるだけの相手をフィニッシュするのはパッキャオといえどしんどいでしょうし(全盛期ならできていたとは思いますが)、確かに久々にパッキャオらしさが見られた試合でした。
 メイウェザー戦はぜひ実現してほしいですが、いざ戦ったらやはりつかまえきれずに終わってしまうのかなあ、という気がします。
Commented by なちょ at 2014-12-08 02:06 x
ゆみパパさんと同意見です。
>6度もダウン奪っておきながらストップできないってどうなの?です。
まず、これですね。特に9回にダウン寸前まで追い込んでおきながら詰め切れなかったパッキャオが残念でした。
それに6度のダウンを奪ったことになっていますが、スリップ気味のダウンが2度、他のダウンもバックステップでバランスを崩したところを小突かれてダウンしたようなのもあったので、パッキャオらしいダウンは1,2度ぐらいでダウンの内容はあまりよくなかったように思います。

メイとの対戦ももういいかなと、一階級下げて本来の階級で最後の一咲きを見せて欲しい、でもふさわしい相手が居ないのも事実としてあるわけで、ゴロフキンと階級が近ければ見たかった。
そうなるとメイウェザーとの試合が腐りかけてるとはいえやはりドリームマッチなんでしょうか。。。
Commented by nugueira at 2014-12-08 23:17
>なちょ様
 正直、パッキャオに残された仕事はメイウェザー戦の実現しかないんじゃないかと思います。仮にSライトでそれなりの相手と戦っても、あまりワクワクしないんですよね。
by nugueira | 2014-11-23 22:04 | ボクシング | Comments(5)