反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

クリチコvsプーレフ

 エキサイトマッチの感想を。まず3団体統一世界ヘビー級タイトルマッチ、ウラジミール・クリチコvsクブラト・プーレフ。
 開始早々、いきなりプーレフの左がヒット。クリチコが面食らったような動きをするのを初めて見た・・・かと思ったら、クリチコが左フックを入れるとプーレフがいとも簡単にダウン。クリチコはさらに左でダウンを重ね、あっさり主導権を握ってしまう。
 だがクリチコはプーレフのリーチに戸惑っているのか、いつものようにジャブでペースを作ることができずどうもガチャガチャした動き。それでも3Rには左フックでプーレフを吹き飛ばすようにダウンさせ、一発の威力の違いを見せつける。
 プーレフも散々ダウンしている割には動きが落ちずタフなところを見せ、5Rにはワンツーをヒット。クリチコ大丈夫か?と心配になったところでまたもクリチコの左が炸裂し、プーレフは大の字にダウン。さすがにもう立ち上がることはできず、クリチコがKO防衛。
 結果としては4度のダウンを奪う圧勝なのだが、いつものような一分の隙もない試合運びにはならず、クリチコの苦戦が目立った印象。その分一撃でひっくり返す分かりやすい展開になりいつもより面白かった、というのも皮肉な話だが。次戦では4団体統一をぶち上げたクリチコだが、さすがに衰えが出始めてもおかしくない年齢。次の大一番はひょっとしてが起こるか?

 もう1試合はWBC世界クルーザー級タイトルマッチ、クシシュトフ・ウロダルチェクvsグリゴリー・ドローズド。エキサイトマッチでもあまり馴染みのない階級。
 1Rから細かいジャブで優勢に立ったドローズドは、ジャブから右フック、さらに左ボディとリズムの良い連打を出していく。ウロダルチェクは手数で劣勢になってしまい、序盤は完全に挑戦者ペース。
 ウロダルチェクは4R辺りから単発でいいパンチが入るようになるが、連打につながらずなかなか流れを変えられない。ウロダルチェクが攻めようとして前に出るとクリンチで距離を潰され、逆に距離が遠くなるとドローズドがリズミカルな連打、と間合いを完全に支配されてしまう。
 ドローズドもパンチは多彩なわけではないが攻めのリズムが良く、8Rには細かいパンチをもらい続けたウロダルチェクが心が折れたようにダウン。実質これで勝負ありで、ウロダルチェクに終盤試合をひっくり返す余力はなく、ドローズドが大差の判定勝利。面白みはなかったが、終始自分のリズムで戦って相手の良さを消し去っていた。
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Commented by みゆパパ at 2014-11-22 09:19 x
ようやくワイルダーがWBCのベルトに挑戦することになったようで、ワイルダーが勝てばvsクリチコとなっていくでしょうか。
そうなれば、超久々にヘビー級で興味をそそられる対戦となりますね。
Commented by nugueira at 2014-11-22 21:35
>みゆパパ様
 ワイルダーがヘビー級のホープとはいっても、クリチコと比べたらどうしても・・・と思っていたのですが、今回の試合を見たら結構分からないような気もしてきました。
by nugueira | 2014-11-20 23:01 | ボクシング | Comments(2)