反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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バルテレミー&サリド

 エキサイトマッチの感想。今回はスーパーフェザーのタイトルマッチ2試合。

 まずIBF世界スーパーフェザー級タイトルマッチ、ランセス・バルテレミーvsフェルナンド・サウゼド。上背とリーチで上回るバルテレミーが序盤からジャブを突きさし、サウゼドを懐に入らせない。2Rからはボディも入るようになり、ボディから打ちおろしの右へとつなげるコンビネーションをリズムよくポンポンと打ち込んでいく。
 バルテレミーはディフェンスも上手く、サウゼドが近距離でパンチを振り回してもボディワークで回避。スッと相手の間合いを外して有効打を全く許さない。5R終盤にバルテレミーがラッシュを仕掛けると、ここから先は完全なワンサイドゲームに。バルテレミーは左のダブルから右へのコンビネーションと、やりたい放題にパンチを打ち込んでいく。
 終盤は勝敗よりもバルテレミーがいつKOするかが焦点になっていたが、最後の決定打が入らず試合終了。三者とも120-108のフルマークという完全勝利でバルテレミーが防衛に成功。間違いなく強い王者なんだけど、最後の決定力のなさが物足りない。

 続いてWBO世界スーパーフェザー級暫定王座決定戦、オルランド・サリド vs ターサック・ゴーキャットジム。1R、序盤から距離を詰めたサリドがボディを起点に左右の連打。しかしターサックが左フックを打ち抜きサリドがダウン!ところがこの後サリドはひるむことなく攻めていくと、ボディブローを突きさし今度はターサックがダウン。1Rからお互いKOパンチを振り回しあうどえらい展開に。
 2Rは序盤にサリドの右がヒットし、ターサックの動きが止まったところに追い打ちの連打。サリドがこのまま勢いに乗るかと思われたが、打ち合いに応じたターサックがまたも近距離から左を打ち抜きサリドが尻餅をつくようにダウン。
 普通の選手ならここで勝負ありの状況だが、サリドはインターバルの間に驚異的な回復力を見せると、3Rから再び前に出続けて猛攻。ターサックをコーナーに詰めて連打を入れ続けると、4Rにボディを突き刺してダウンを奪いポイントを五分に戻してしまう。
 一気に勝負をかけるサリドは5R開始と同時に突進し、ターサックをロープに詰めて左右の連打。しかし大振りになった打ち終わりに三度左のショートを打ち込まれ、3度目のダウン。ターサックはここまでのダメージの蓄積か、この後の追撃ができない。
 インターバルを挟むと主導権は再びサリド。双方ダメージは同じか下手すればサリドの方が大きいはずなのだが、消耗を全く感じさせず連打でターサックを追い込んでいく。6R終盤にはロープ際でターサックにラッシュを仕掛けるものの、ラウンド終了と勘違いしたレフェリーが10秒以上残して止めてしまうという信じられないミス。
 だがサリドの勢いは止まらず、7Rにターサックをロープに詰めて連打を入れ今度こそダウンを奪取。この後は足の踏ん張りが効かなくなったターサックをサリドが攻め続ける展開。サリドもさすがに消耗してきたか、ターサックを追いきれない場面もあったものの、11R開始と同時に勝負を仕掛けるとターサックの顔面に左右の連打。ターサックが仰向けに倒れたところでレフェリーがストップし、両者合計7度のダウンを奪い合う激戦を制したサリドが2階級制覇。
 サリドの持ち味であるタフネスと泥臭さがこれでもかというほど発揮された試合。普通世界戦でこんな試合見れませんよ。三浦辺りと戦ったら面白そうな気もするのだが。
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by nugueira | 2014-11-07 23:01 | ボクシング | Comments(0)