反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

マティセ&ブローナー

 エキサイトマッチを鋭意消化。今回はスーパーライト級2試合。

 まずはルーカス・マティセvsロベルト・オルティス。1Rから圧力をかけて強烈なパンチを振るうマティセだが、オルティスもクリーンヒットは許さずしっかりと反撃。動きは悪くないか・・・と思った2R、オルティスが前に出たところにマティセの左ショートボディがグサリ。うずくまったオルティスは10カウントぎりぎりで立ち上がろうとするが間に合わず、マティセが一撃KO勝利。
 マティセの試合では「相手の動きは悪くない」と思った次のラウンドにKO、という展開がしばしばあるのだが、今回も御多分に漏れず。一発のあるボクサーはこれが怖い。ガルシアとの大一番に敗れたマティセだが、老け込むにはまだ早いか。

 続いてエイドリアン・ブローナーvsエマニュエル・タイラー。ブローナーが1Rからお得意のスピーディーなボディワークからのパンチを繰り出していくが、タイラーは臆することなくゴツゴツと前に出続けて応戦。マイダナのパワープレーに敗れたブローナーには嫌なスタイルか。
 しかしブローナーは3Rにボディブローをきれいに打ち込むと、4Rには右アッパーをヒット!前進が止まったタイラーにボディも混ぜながら上下左右の連打を打ち込み、一気にリズムに乗る。
 だがタイラーは続く5Rから再び圧力を強め、ワンサイドゲームにはさせない。ブローナーはロープ際のボディワークでクリーンヒットはもらわないのだが、受けに回ってしまっているか。タイラーの連打に対しブローナーは要所要所でボディブローを突き刺すものの、いまいちリズムに乗りきれない印象。
 それでもブローナーは9Rにタイラーの圧力が弱まったところでボディからの集中打を入れると、10R終了間際にも猛ラッシュ。タイラーの集中力が切れた後半戦に優勢を印象づける。
 ブローナー優位だがこのまま終わってしまうとインパクトに欠けるか・・・という印象だった最終R残り30秒、ブローナーがこれまでの憂さを晴らすように強振のコンビネーションを繰り出すと、最後の右アッパーがクリーンヒット。タイラーが吹き飛ばされるようにダウンし、ブローナーは最後の最後に何とか見せ場を作り試合終了。大差の判定で勝利した。
 ブローナーは要所で不用意にパンチをもらってしまう場面が多く、正直ものたりない内容。やっぱりライト級時代が一番面白かったかな。とはいえウェルター級時代に比べパワー負けのリスクが小さいのは確かで、スーパーライト級をかき回す存在になるのは間違いないか。ガルシアを筆頭としたこの階級の覇権争いが非常に楽しみ。
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Commented by なちょ at 2014-10-26 03:44 x
ブローナーは最後こそ見せ場を作ったけど、試合全体を通して物足りなかった。上下に打ち分けても相手を止められないパワー不足、マイダナと同じようなオーバーハンドを何度も食らってしまうような場面など。
L字ガードをやめたのはよかったと思いました。

Commented by nugueira at 2014-10-31 20:19
>なちょ様
 本当に最後のダウンに救われましたね。まあスーパーライト級にアジャストしたら面白くなると思うので、もう少し様子見は必要かと思います。
by nugueira | 2014-10-12 23:58 | ボクシング | Comments(2)