反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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UFC178の感想

 WOWOWで見た感想を。

ドミニク・クルーズ○-×水垣偉弥(1R TKO)
 前に出る水垣を、王者時代と同じ軽快なステップで捌いていくクルーズ。左ジャブを入れた後、右のパンチと同時に片足を取りテイクダウン!そのままバックからパウンドを入れていく。パウンドを効かされてしまった水垣は防戦一方となり、立ち上がろうとしたところでまたもパンチを食らいダウン。再びバックからクルーズがパウンドの嵐を入れ、レフェリーストップ。わずか1分1秒、水垣の大勝負は完敗に終わった。
 出会い頭の一発にやられてしまった感はあるが、何もさせてもらえずに敗れてしまったのも確か。日本のファンからすれば「これで勝ってタイトルマッチに王手!」というつもりの一戦だったが、終わってみればクルーズ復活祭の引き立て役に終わってしまった。オクタゴンの現実はとことんシビアだ。

キャット・ジンガーノ○-×アマンダ・ヌネス(3R TKO)
 1R、組み付いたジンガーノをヌネスは押し倒すようにテイクダウン。猪木アリ状態からヌネスが飛び込むように放ったパウンドが入り、ジンガーノは多少効かされた様子。ここからヌネスはパウンドの猛攻を仕掛けるが仕留めきれず、ラウンド終盤にはジンガーノがDDTのような投げでテイクダウンし反撃。
 2Rはペースを立て直したジンガーノが序盤からテイクダウンに成功し、パウンドからアキレス腱固め。さらにラウンド終盤にはトップポジションから力任せのアンクルホールドを極めかける。
 完全に主導権を握ったジンガーノは3R早々、またもDDT!そこからマウントを取るとパウンド・肘の嵐を落としヌネスを粉砕。今回初めて試合映像を見たが、規格外のパワーといいレスリング力といい、こりゃ強いわ。ロンダの次戦の相手は素直にこの人でいいのでは。

ティム・ケネディ×-○ヨエル・ロメロ(3R TKO)
 サウスポーのロメロが1Rから伸びのある左ストレートをケネディの顔面へ突き刺していく。ケネディもパンチからタックルへつなげていくが、ロメロはパンチの距離を見切り、タックルもあっさりがぶると、逆にカウンターの両足タックルでテイクダウン。相変わらずのフィジカルモンスターぶりでケネディを圧倒。
 しかし2Rに入るとケネディがクリンチアッパーを交えた攻めでリズムを変えていく。ロメロはクリーンヒットはもらわないが手数で負けているか・・・と思ったラウンド終了間際、ケネディのクリンチアッパー連打を食らったロメロがグラつき、ケネディの追撃をもらい続ける。ラウンド終了のホーンに何とか救われるロメロだが、試合の行方が一気に分からなくなってくる。
 こうなると流れはケネディか・・・と思った3R、ロメロが開始と同時に前に出ると左ストレートから返しの右をヒット!ガクリとダウンしたケネディに追撃のパウンドを入れ続け、レフェリーがたまらずストップ。シーソーゲームの激戦は、最後はロメロが制した。
 ロメロは前回のタヴァレス戦で3R戦うペース配分を見に付けた様子がうかがえ、かつての一発だけで勝つタイプではなくなっているかと思ったが、今回のように追い込まれたら追い込まれたで爆発力は健在。ますます面倒なタイプになってきた。

ダスティン・ポイエー×-○コナー・マクレガー(1R TKO)
 バックスピンキックやサイドキックを繰り出すマクレガーに、ポイエーはパンチで応戦。比較的静かな立ち上がりか・・・と思った瞬間、マクレガーの左フックでポイエーが崩れ落ちるようにダウン!スローで見ると後頭部を殴っているのかやや微妙な感じもしたが、マクレガーが実質この一撃でTKO勝利。今回初めて映像を見たが、確かに客人気も高くて華のある選手。このまま一気にスワンソン辺りと次期挑戦者決定戦をやってもおかしくなさそう。

ドナルド・セラーニ○-×エディ・アルバレス(判定)
 並んでみるとえらく上背に差のある両者。しかしアルバレスは素早い出入りで距離を潰していくと、クリンチから右フックをノンストップで連打。セラーニはリーチ差を活かすべくローや左ミドル、テンカオで応戦。首相撲からの膝を狙っていくが、ここはアルバレスがすぐに振りほどいてその暇を与えない。
 しかし2Rに入るとセラーニのテンカオがアルバレスのボディを突き刺すようになってくる。アルバレスはローも効かされたのか前に出れなくなり、1Rのように懐に飛び込めなくなってしまう。首相撲からのヒザも繰り返し入れたセラーニがペースを奪い返し2R終了。
 3Rもセラーニ優位の流れは変わらず、膝蹴りからのパンチ連打でアルバレスを押し込んでいく。さらにローの連打を入れたところでアルバレスは足の踏ん張りが効かなくなりダウン。セラーニは上からパウンドを落とし続けて試合を終え、判定でアルバレスを撃破。
 セラーニ勝利を予想してはいたのだが、アルバレスがここまでいいところなく敗れてしまうとは。セラーニは2R以降のチャンスの場面でも必要以上のパンチ合戦は避けていたし、最後まで冷静だった。1試合で結論を出すのは早いが、UFCにとってアルバレスは高い買い物になってしまったか。一方のセラーニはこれでわずか10か月の間に5連勝。もうこれでタイトル挑戦させてあげなかったらウソだろう。

デメトリアス・ジョンソン○-×クリス・カリアソ(2R アームロック)
 ジョンソンはいつも通りの小刻みなステップから、タックルでテイクダウン。パスガードを狙い続けた後、立ち上がってからもボディにヒザを入れ着実にカリアソを削っていく。1R終盤にはジョンソンの右フックが入り、さらに左ヒザで追撃。カリアソはラウンド終了のホーンに救われる。
 2Rもジョンソンは余裕綽々の戦いぶり。バランスを崩したカリアソの上を取ると、マット・ヒューズ・ポジションからパンチを連打。最後はアームバー狙いからアームロックへ切り替え、カリアソたまらずタップ。ジョンソンが圧勝というしかない内容で5度目の防衛に成功。
 元から選手層が薄いせいもあるのだが、もはや焼け野原感がハンパじゃなくなってきているフライ級戦線。もうさっさと堀口を挑戦させてやってくれ。

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Commented by しんいち at 2014-10-02 19:46 x
焼け野原。ワロタ
by nugueira | 2014-09-28 22:08 | UFC | Comments(1)