ゴロフキンvsゲール
2014年 08月 27日
まずライト級8回戦、ホルヘ・リナレスvsアイラ・テリー。リナレスが初回からきれいに上下を打ち分け攻勢。そして2Rにカウンターの右クロス一発でテリーをマットに沈めKO。という身もふたもない圧勝劇。正直実力に差がありすぎるマッチメイクだった。リナレスは昨年の世界戦が流れてしまったのがつくづく残念。さっさと挑戦させてやれよ。
そしてWBA世界ミドル級タイトルマッチ、ゲンナディ・ゴロフキンvsダニエル・ギール。1Rはジャブの差し合いからスタート。ギールは軽快なフットワークでゴロフキンの真正面に立たないようにするのだが、それでも気づくとコーナーに詰められてしまう。ギールも手数は出したが、やはりゴロフキンのペース。
2R開始と同時にゴロフキンが右を入れると、ロープ際に下がったギールに猛攻。ギールは堪らずダウンし、早くも勝負の行方が見えてくる。3Rはギールが上体の動きでパンチをかわし続け再びいい動きを見せるのだが、ラウンド終盤にゴロフキンの右を打ち抜かれダウンすると、そのまま戦意喪失し試合終了。スローで見ると最後はギールが先にパンチを入れているのに、ゴロフキンがそれをものともせずフィニッシュの右を出してる。両者のパンチ力に差がありすぎた。
元世界王者のギールが相手ということで今回ばかりは競った試合になる可能性もあるのでは、と思っていたが、結局2R以降はいつものゴロフキンの試合。毎度のことだが、ゴロフキンはパンチ力に頼るのではなく落ち着いた試合運びの末にKOまでしっかりたどり着くのが凄い。「KOは狙って取るものじゃない」というバレロの台詞を思いだした。日本人はカザフスタンの美人バレー選手に騒ぐんなら、もっとゴロフキンにも騒がなきゃ駄目だよね。
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ゴロフキンはそろそろビックマッチが見たいけどなかなか決まりそうにありません。
解説も「ゲールのパンチは効いていない」と繰り返していましたし、相手のパンチの軽さもあってあのKOシーンにつながったんですかね。スローで見て本当に驚きました。
>ユウツギ様
そのカードいいっすねえ。ゴロフキンはビッグマッチを狙うならスーパーミドルに上げるしかない気がします。