反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

リゴンドー&ゾウ・シミン

 エキサイトマッチの感想を。

 まずフライ級10回戦、ブライアン・ビロリアvsホセ・アルフレド・スニガ。スニガがフットワークで回りつつ、距離が詰まるとゴツゴツした打ち合い、という展開でスタート。手数ではスニガがリードしているのだが、ビロリアは一発があるから怖い。
 案の定というべきか、3R辺りからスニガはビロリアのパンチで吹き飛ばされるように後退するようになり、4Rにはビロリアが執拗な右の連打で猛攻。スニガは手数が減ってしまい苦しくなってくる。迎えた5R、ビロリアが右のダブルから左ボディ!うずくまったスニガはそのまま立ち上がれず10カウントを聞き、ビロリアが圧勝。

 続いてWBA・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ、ギジェルモ・リゴンドーvsソッド・ゴーキャットジム。開始と同時にリゴンドーが鋭いワンツー。その後もリゴンドーがキレのあるパンチを繰り出すが、頭から突っ込んでいったゴーキャットジムがバッティングとなり試合中断。かなりダメージがある様子のゴーキャットジムだが、なんとか試合再開・・・と思ったところで、リゴンドーがグローブタッチからすぐさまワンツー!ダウンしたゴーキャットジムはそのまま立ち上がれず、リゴンドーが1ラウンドKO勝利。
 ゴーキャットジムが怒る気持ちも理解はできるのだが、まあルールの範囲内なのは間違いないところ。以前メイウェザーの試合でも同じような場面があって、解説のジョー小泉も言っていたがこういう場合はレフェリーの仕切りが悪い、という見方が妥当か。

 最後はWBOインターナショナル・フライ級王座決定戦、ゾウ・シミンvsルイス・デラ・ローサ。
 シミンのパンチを打ち込むタイミングの良さは相変わらず。デラ・ローサも圧力をかけてはいるのだが、シミンはディフェンスも巧みでクリーンヒットを許さない。3Rには近距離での打ち合いになり多少の被弾はするものの、シミン優位の流れは変わらず。
 4Rにはシミンのワンツースリーがヒットしデラ・ローサがグラつく。デラ・ローサは手数を出してもヒットせず、かなり苦しい展開になってくる。7Rにはデラ・ローサの右フックがシミンのテンプルを捕えシミンが初めてピンチらしいピンチを迎えるものの、すぐさまリカバリー。8R以降は距離をキープしながらガードの隙間を縫って連打を叩き込むと、9Rには飛び込みながらの強烈なボディストレートを連打。終わってみれば大差の判定で、世界戦経験のあるデラ・ローサを退けた。
 連打を嫌というほど叩き込みつつダウンが取れない点も含めてシミンらしい試合内容だったが、世界ランカー相手にこのスタイルで10R圧倒してみせたのは正直驚き。シミンが敗れるとしたらしつこく圧力をかけられ続け一発もらうパターンだろうけど、それができる相手はなかなか出てこないのでは。このまま世界戦までたどり着いてもおかしくない気がしてきた。

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by nugueira | 2014-08-22 23:11 | ボクシング | Comments(0)