反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

スティーブンソンvsフォンファラ他

 エキサイトマッチの感想を。まずはWBA暫定世界スーパーライト級タイトルマッチ、ジョアン・ペレスvsマウリシオ・ヘレラ。
 上背に勝るペレスだが、ヘレラはそれをものともせず圧力をかけて懐に入り続け、1Rから左でペレスのバランスを崩していく。2Rにはペレスの打ち下ろしが当たり出しペースを取り戻しかけるが、3R以降は再びヘレラが前進。ペレスはヘレラの圧力に手を焼き、なかなかリズムに乗れない。
 しかし5Rに入るとペレスが打ち下ろしの右で攻勢。6Rに入るとヘレラをロープに詰めたペレスが上下の連打を入れ、完全にペースを奪い返す。序盤戦の勢いが止まってしまったヘレラはこのままズルズル行ってしまうか・・・とも思えたが、7Rから再びパンチを繰り出し互角の展開に戻すと、8Rには打ち合いの展開からカウンターの右をヒット!ペレスはこの一発でグラつき、流れは再度ヘレラへ傾く。
 それでもペレスはここから粘りを見せ、ダメージは隠し切れないもののアッパーを織り交ぜて終盤のラウンドに再び攻勢。一進一退のシーソーゲームのまま12Rが終了。
 個人的採点は117-115でヘレラ。ただペレスのドロー防衛の目も十分ありそうと思って見ていたが、判定は2-0でヘレラ。ペレスも十分粘ったが、全体を通じて印象に残る有効打が多かったのはヘレラ。まあ納得のジャッジか。

 続いてWBC世界ライトヘビー級タイトルマッチ、アドニス・スティーブンソンvsアンドレイ・フォンファラ。
 1R、いきなりスティーブンソンの左ストレートが顔面に入りフォンファラがダウン!2R以降もフォンファラが手数は出すものの、スティーブンソンがパンチの精度で圧倒。ガードの空いたところに着実にパンチを入れ続け、フォンファラは打つ手がなくなってくる。5Rにはスティーブンソンのボディストレート一発でフォンファラが2度目のダウンを喫し、6Rはまたもボディを打たれたフォンファラが露骨にリング上を逃げ回る。KOはもはや時間の問題か、という雰囲気に。
 ところが7Rに入った途端、攻め疲れかスティーブンソンがいきなりペースダウン。動きも手数もガクリと落ち、フォンファラに回復の時間を与えてしまう。すると9R、スティーブンソンがフォンファラの打ち下ろしの右を食らってしまいダウン!ワンサイドゲームのはずが想定外の展開になってくる。
 しかしスティーブンソンはこれで尻に火が着いたか、10R以降はボディ攻めを続けて再度ペースを掌握。これ以上ポイントを失うことなく12Rを戦い終え、大差の判定で防衛に成功。
 結果では圧倒したものの、7~9Rはスティーブンソンにとって大失態と言ってもいい内容。ここまでKO勝ちを重ねてきたスティーブンソンだが、序盤で仕留めきれないとこういう展開になってしまうのか、というのは少々意外な発見だった。
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Commented by なちょ at 2014-08-15 22:16 x
スティーブンソンは意外と年齢がいってますからね。スタミナが持たないのかもしれません。あと左だけを気をつけていれば、攻略は可能かも。
フォンファラもガッツがあっていい選手でしたが、自分の中でスティーブンソンの評価が下がった試合でした。
Commented by nugueira at 2014-08-15 23:37
>なちょ様
 スティーブンソンはこれまでの勝ち方が良すぎただけに、失望感が大きかったです。仰るように、年齢の影響はあるかもしれませんね。
by nugueira | 2014-08-05 23:51 | ボクシング | Comments(2)