反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

ソールンビサイvsクアラドス他

 エキサイトマッチの感想を。軽量級中心だったものの、見応えのある内容の試合ばかり。

 まずWBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ、スコット・クィッグvsツィーフィワ・ムニャイ。
 細かいフェイントを混ぜながら強いパンチを振るっていくクィッグは、1R終盤に左フックでムニャイのアゴを打ち抜き、ムニャイいきなりダウン。このラウンドは何とか凌いだもののダメージが残る様子のムニャイに、2Rは今度はクィッグのワンツーがヒットし2度目のダウン。事実上ここで勝負ありで、立ち上がったムニャイにクィッグが追撃を入れダウンを重ねたところでストップ。クィッグは一発一発のパンチは力みすぎな感じもするのだが、パンチ力以上に当て勘の良さがずば抜けている印象。今後も試合を見たい選手。

 続いてWBO世界ライトフライ級王座統一戦、ドニー・ニエテスvsモイセス・フエンテス。上背ではフエンテスが勝っているものの、ニエテスは身長差をものともせず鋭い踏み込みからのパンチを繰り出す。2Rにはニエテスのパンチがフエンテスの顔面を捉え始め、リズムに乗ってきた感じ。
 3Rからはフエンテスが体格差を活かそうと圧力を強めてくるが、ニエテスはフットワークとカウンターで試合をコントロール。細かいジャブを入れてフエンテスに踏み込むリズムを作らせず、非常にきれいな試合を作っていく。ニエテスは間合いをキープしながらガードの隙を突いて着実に有効打を入れ、フエンテスにしてみると攻めても攻めても相手のリズムを崩せない、実に嫌な展開のままラウンドが経過。
 後半戦に入った7R、ニエテスはパンチの回転を上げ仕留めにかかると、9Rに右ストレートからの連打でダウンを奪取。この後も連打を入れて2度目のダウンを奪うと、最後はカウンターの右クロスでフィニッシュ。オフェンスもディフェンスも、とにかくニエテスのスピードが圧倒的にフエンテスを上回っていた。

 最後はWBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ、シーサケット・ソールンビサイvsカルロス・クアドラス。前に出て圧力をかけるシーサケットに、クアドラスは下がりながら距離が詰まるとパンチを強振。互いの連打が近距離で交錯するスリリングな展開となる。1R終盤からクアドラスがリズムをつかみ、シーサケットの打ち終わりに顔面への連打を叩き込む場面が徐々に増えてくる。とはいえシーサケットも一発を持っているのでまだまだ分からない雰囲気。
 その予想通りというべきか、3R以降シーサケットは圧力をかけ続けボディも混ぜた上下のパンチで攻勢をかけていく。クアドラスもアッパーを中心に所々でいいパンチは入れるのだが、シーサケットは一発どころか二・三発入れたぐらいでは前進が止まらず。流れを完全に引き戻してしまう。
 6Rは終了間際にクアドラスの左をもらったシーサケットが一瞬動きを止めるものの、7Rはシーサケットが左ボディを突き刺し、クアドラスが後退。一進一退のまま8Rへ突入するが、ここでバッティングよりクアドラスが出血。試合の行方は負傷判定へ。
 個人的にはバッティングの減点込みで76-75でクアドラス。ジャッジ3者ともにクアドラスを支持し、新王者が誕生。よりダメージを与えていたのは間違いなくクアドラスなので、まあ順当なジャッジか。

 来週はクロフォードvsガンボア。人気ブログランキングへ
[PR]
by nugueira | 2014-07-26 22:21 | ボクシング | Comments(0)