反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

GSPのドキュメンタリー

 WOWOWで放送していた『トップアスリートの真実 GSP UFC最強 万能総合格闘家のすべて』を遅ればせながら視聴。

 学校でいじめられっ子だった少年時代から格闘技に出会い・・・という前半はまあ予想通りの展開で、GSPのキャリアを手際よくまとめている感じ。知らなかったのはGSPが最初にMMAを教わったトレーナーがクリストフ・ミドゥだったこと。この人確か、昔のDynamite!!でザ・プレデターにボコボコにされた選手だよね?

 番組の中盤以降はヒューズを破りUFC王座を戴冠、マット・セラにまさかのKO負けを喫するも敗戦をバネに絶対王者へと進化を遂げていく・・・という格闘技ファンにはおなじみの場面が続くのだが、後半はニック・ディアスとの確執が中心に描かれていくという少々意外な展開に。

 GSPの膝の手術によりニックとコンディットによる暫定王者決定戦が行われるわけだが、GSPはカメラの前で「(最終的に自分の手でニックを破りたいので)ニックに勝ってほしい」と発言。更には膝の手術後、ベッド上での第一声が「ニックをボコボコにしたい」。
 格闘技ファンからすると、ニックはコンディットに敗れた時点で(議論の余地が大いにありの判定だったとはいえ)旬を過ぎてしまい、GSPとの対戦が実現した際はどちらかというと「何で今さら?」という感じを受けたのだが、GSPがニック戦を熱望したのはマスコミ向けのサービスでも何でもなく、ガチで嫌いだったのか。

 番組は手術から復帰したGSPがコンディットを破って統一王者となり、因縁のニックに勝利したところで終了。制作時期の関係もあってかジョニヘンとの激闘とその後の王座返上については扱っていなかった(本編終了後にMC役の阿部寛が触れていたけど)。
 ただ番組中では休養の一因となった強迫性障害については触れており、2013年にプロモーションのため日本を訪れたGSPが「気が狂いそうだ。3日と休むことができないんだ」という台詞を吐く場面も。この番組を見る限り、GSPが選手生命の危機からカムバックを遂げたのはニックへの怒りが少なからぬモチベーションとなっていたように思える。そのニックに勝利し次の目標を見定めることができないまま、GSPは心の中に巣食っていた王者の重圧をコントロールすることができず・・・というストーリーが(本当に正しいのかどうかはともかく)見えてくるという点では興味深い内容だった。
[PR]
Commented by みゆパパ at 2014-07-21 06:00 x
ラストのMCで、トレーニングを開始したが膝を再び故障した、という重大な事実に何故触れなかったのでしょう。
ジョニヘン戦より前に放送されていたら全然違った印象だったんでしょうけどねぇ。

同時期に専門ch(FOX系だったような違ったような)でマイクタイソンのドキュメントを放送していたのですが、
6話構成で時間も長いので当然ではありますが、とても濃い内容で面白かったです。
Commented by ユウツギ at 2014-07-21 20:10 x
ベッド上での第一声が「ニックをボコボコにしたい」←wwww
Commented by nugueira at 2014-07-23 00:09
>みゆパパ様
 ジョニヘン戦以降も盛り込んでもらわないと、GSPのドキュメンタリーとして完結していない感が出てしまいますね。タイソンのドキュメントは見てみたいです。

>ユウツギ様
 私も見ていて「GSPは本当にニックが嫌いなんだな」と目からウロコ(?)でした。個人的なこの番組のハイライトです。
by nugueira | 2014-07-20 18:29 | UFC | Comments(3)