反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

ゲレロvs亀海

 先日のウェルター級12回戦、ロバート・ゲレロvs亀海喜寛をエキサイトマッチで視聴。

 1Rからリズムよくパンチを繰り出すゲレロが立て続けに左をヒット。対する亀海も距離を詰めてのボディを連打し、動きはいい感じ。2Rはリズムに乗ったゲレロが手数で更に圧倒するが、ラウンド後半には亀海がボディ連打、さらに右ストレートを入れて反撃。続く3Rは亀海が優勢だったものの、逆にラウンド後半ゲレロが反撃。やはり攻め方を知っている。
 亀海は序盤から見せているボディ連打から右ストレートへの連携が非常によく、距離を詰めて戦った方が反撃の糸口がつかめそう。手数では決して負けていないのだが、ゲレロの方が印象のいいパンチを多く入れているのでポイントを取っている感じ。
 しかし6R、ロープ際にゲレロを詰めての打ち合いから、亀海が右アッパーをヒット!ここから亀海が連打を打ち込んでゲレロの動きが止まる。ゲレロは左目も腫れ、流れが一気に変わってくる。
 続く7Rも亀海が右をヒットさせ優勢。ゲレロは一気にペースダウンし苦しそうな様子。8Rも亀海がゲレロをロープに詰め押し気味に進めるが、ガードが一瞬下がったところにゲレロの左がヒット!ダメージ以上にポイント的に痛い一発をもらってしまう。
 これで息を吹き返したゲレロは、勝負どころの9Rに手数を一気に増やして攻勢を仕掛けていく。やっぱりこういう試合での戦い方を知っている。
 終盤は我慢比べの展開となるが、ピンチを凌いだゲレロがリズムを取り戻してきた印象。亀海は11Rに手数を増やして一矢報いるものの後が続かず、4ポイント差が2名、6ポイント差が1名の判定負け。

 ゲレロは4階級制覇王者だけあって、苦しい場面、競り合った場面での戦い方を熟知していた感じ。最終的なポイント程の差はなかったはずだが、亀海は各ラウンドとも要所要所で印象的なパンチを入れられてしまった。亀海にとっては大善戦と言っていい内容だが、厳しい言い方をすればあくまで善戦。いい試合ではあったが、世界トップクラス相手の「善戦」と「勝利」との間には大きな壁があるのを感じさせられた試合でもあった。
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Commented by なちょ at 2014-07-09 18:03 x
「あくまで善戦」厳しい言い方ではないと思います。
日本人は根性があるから大善戦するけど、勝ちには繋がらない。
亀海しかり荒川しかり自分のスタイルを崩して客受けする試合をするまではいけるけどそこからがなかなか難しい。
でも亀海は客受けする試合をしたのでもう一回チャンスはもらえると思う。そこで勝ちこだわった試合をして欲しい。

あとゲレロは調子悪かったのか動きが悪かったように感じました。
ゲレロの動きが止まったときに突っ込めば倒せた試合だったのかもしれません。

やっぱり内山か山中にアメリカ行ってほしいです。
どれぐらいいけるか見てみたい。
Commented by nugueira at 2014-07-12 00:26
>なちょ様
 あと一歩とは思わせるんですが、その「あと一歩」が遠いんですよね。仰るとおり、内山や山中にはアメリカ進出をしてほしいです。地上波が着いているので国内で防衛戦をした方が稼げる、という事情はあるんでしょうけど。
Commented by なちょ at 2014-08-15 22:33 x
自分のボクシングを信じてこれまでやってきたボクシングを貫徹して欲しいんですよね。
海外で色気を出して余所行きの派手な試合をして、外人に激闘だと絶賛されてどや顔しているのは違うと思います。それではいつまでたっても勝てない。
亀海の打たれないで打つマエストロスタイルが海外でも通用するか見たいのです。まあ通用しなかったからああいうスタイルに変えたのかもしれませんが。
Commented by nugueira at 2014-08-15 23:42
>なちょ様
 キックやMMAでも客やプロモーターの目を意識し過ぎて無理に激闘型の試合運びをしてしまう選手は散見されますね。興業である以上仕方ない面もあるんですが。
by nugueira | 2014-06-28 18:13 | ボクシング | Comments(4)