反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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UFC174の感想(日本人編)

 日本人選手2人の試合の感想を。

ローランド・デローム×-○田中路教(判定)
 小刻みなステップで距離を測っていく田中。ローにパンチを合わされテイクダウンを奪われるとそのままマウントを取られるが、すぐさま体勢を入れ替えると上をキープしてパウンドを落とし続け1Rが終了。
 これでリズムに乗ったか、2Rは田中がスタンドで右を入れると、ケージ際での組み合いから投げでテイクダウン。パウンド・肘を落とし続け、デロームの顔面を出血させる。
 3Rにはデロームがマウントを奪いヒヤリとするが、田中はすぐさま反転するとこれまで同様パウンド・肘の連打。デロームの顔面を再び出血させ、文句なしの判定勝利でUFC初陣を飾った。

ダニエル・サラフィアン×-○ストラッサー起一(1R 裸絞め)
 スタンドの攻防からストラッサーが組み付いてケージ際に押し込むと、足をかけてテイクダウン。サラフィアンが体勢を入れ替えようと反転したところでスルスルとバックに回ると、そのままチョークスリーパーの体勢へ。サラフィアンは堪らずタップし、ストラッサーがシンガポール大会に続き2連勝を達成。

 恥ずかしながら両者とも試合映像を見たことがないので予想はパスしたが、無理やり予想しろと言われたらおそらく両者とも黒星、という答えを出していたと思う。前座とはいえ北米本土のナンバーシリーズで日本人が揃って勝利。これで流れが変わるなどとは口が裂けても言えないが、少なくとも「小さな一矢を報いた」と言っても罰はあたらないのではないか。
 両者がオクタゴンにたどり着くまでの経緯を見ると、田中は修斗新人王獲得後に海外のケージ団体へ参戦して王者となり、ストラッサーは地方のケージ団体の王者からUFCへ。地上波がついていたかつてのメジャー団体や、修斗・パンクラス・DEEPといった国内主要団体の王者を経験していない選手がUFCと契約し白星を挙げたわけで、選手のキャリア形成という意味でも色々と考えさせられる結果となった。
 両者とも早い段階からケージでの試合に狙いを定めて経験を積んでいったのが今回の結果につながったと言えるわけだが、そういう観点で見るとパンクラスのケージ移行をはじめ、国内でのケージの試合環境はようやく整いつつある。具体的な成果が見えてくるのがどのくらい先になるのかはともかく、「反転攻勢」への土台作りはようやく出来上がってきた、と言っていいのではないか。

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by nugueira | 2014-06-16 23:11 | UFC | Comments(0)