反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

クリチコvsリーパイその他

 エキサイトマッチの感想を。

 まずWBO世界ミドル級タイトルマッチ、ピーター・クィリン vs ルーカス・コネチニー。がっちりガードを固めて圧力をかけていくコネチニーに、クィリンは軽快なリズムで連打を打ち込む。手数で先手を取られたコネチニーだが、2Rはアッパーを起点に手数を増やしてなかなかいい攻めを披露。対するクィリンも3Rから回転を上げ、コネチニーのガードの隙間を狙っていく。
 コネチニーも手数を返してワンサイドの展開にはさせないのだが、やはりペースを握ったのはクィリン。最後にボディにつなげる嫌らしいコンビネーションで攻め込むと、5Rにはアッパーも繰り出し多彩な攻めを見せる。6R辺りからクィリンの有効打が目に見えて増えるようになり、コネチニーは苦しい展開に。
 コネチニーは下の階級から上げてきたこともありKO負けは時間の問題かとも思えたが、コネチニーはパワー負けすることなくタフネスを披露。8Rには倒れてもおかしくないアッパーを食らうのだがそれでも立ち続け、クィリンも攻めあぐねた様子を見せてくる。
 結局コネチニーは最後までダウンすることなく試合終了。フルマークが2名、119-109が1名という圧倒的大差でクィリンが防衛に成功したが、コネチニーの圧力とタフさに手を焼いた印象の方が強く、やや物足りない試合内容。解説が言っていたとおり、ゴロフキンと対戦したらあっさりKOされそう。

 続いてWBC世界ヘビー級挑戦者決定戦、デオンテイ・ワイルダーvsマリク・スコット。スコットがフットワークを使ってワイルダーの周りをグルグルと回り続け、しばらくはこの展開が続くか・・・と思ったらワイルダーの左がスコットのテンプルを捉え、返しの右も食らってダウン。スコットはそのまま立ち上がれず、ワイルダーが1ラウンドKO勝利。
 挑戦者決定戦といいつつ世界ランク3位vs23位で、実際はワイルダーの査定試合の印象が強かったが、ワイルダーがこれ以上望めない内容でクリア。時間が短すぎて本当に強いのかも分からないが、あっさり王座を獲得してもおかしくない感じ。鬼(クリチコ)のいぬ間にWBCは北米勢同士の戦いでしばらく回していくか。

 トリは3団体統一世界ヘビー級タイトルマッチ、ウラディミール・クリチコvsアレックス・リーパイ。並んでみると相当身長差があり、リーパイとしてはとにかく懐に飛び込みたいところ。なのだが、1Rにクリチコの左ジャブを食らってあっさりダウン。こりゃダメだ。
 クリチコは2R以降もジャブと打ちおろしの右で一方的に攻め続け、リーパイは懐に入れる気配すらない。4Rにようやくリーパイのアッパーがかすめ、5Rには懐に入られかけたクリチコがバランスを崩す場面もあったが、リーパイにできたのはここまで。倍返しどころか10倍返しぐらいの勢いでクリチコの右ストレートをもらい続け、このラウンドにあえなくKO負け。指名挑戦者がこの負け方をしてしまうのか・・・。
 毎度のことながらクリチコ強かった、という以外に感想が浮かんでこない試合内容。クリチコがいるのにウクライナに攻め込んでくるんだから、ロシア軍っていうのは相当強いんだろうな。

 解説がジョーさんじゃなかった。人気ブログランキングへ
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Commented by みゆパパ at 2014-05-31 14:29 x
お兄さんが、首都キエフの市長?首長?だかに当選しそうな勢いだそうで。

ここはひとつ平和的解決ということで、ビタリvsヒョードルの異種格闘技戦で勝敗を決するというのはいかがでしょう。
なんなら現役対決ってことで、それぞれの弟同士の対決もつけちゃいましょう!
Commented by nugueira at 2014-06-02 22:04
>みゆパパ様
 兄は市長、弟は世界チャンピオンですから権力も暴力も手にした兄弟ですね。プーチンも柔道有段者だったはずなので、こうなるとプーチンvsクリチコの目もなくはないですね。いや、ないとは思いますが。
by nugueira | 2014-05-30 23:27 | ボクシング | Comments(2)