反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

デラホーヤvsクォーティ

 WOWOWのエキサイトマッチ名勝負選で放送していた中量級の名勝負2試合が素晴らしい内容だったので、2日に分けて感想を。

 まずは1999年に行われたWBCウェルター級タイトルマッチ、オスカー・デラホーヤvsアイク・クォーティ。

 1Rは左の差し合いからスタート。圧力をかけるクォーティに対しデラホーヤはボディを連打するがガードが堅い。2Rも左の差し合いから、デラホーヤが右クロス・左フックでガードをこじ開けようとする。ラウンド終盤にはクォーティの右がヒット。
 3Rもデラホーヤが右クロスから左の返しを入れるものの、打ち合いの展開でクォーティの右がヒット。コンビネーションのデラホーヤ、一発のクォーティという流れになってくる。
 4Rからはクォーティの返しを恐れたのかデラホーヤの手数が減りだし、先に斬りかかった方が負けになるようなヒリヒリした空気に。達人同士の斬りあいを見るような気分になってくる。
 試合が大きく動いたのは6R。デラホーヤが打ち合いからカウンターの左フックを入れクォーティがダウン!しかし追撃に行ったデラホーヤにクォーティが左を入れ返し、今度はデラホーヤがダウン!ダウンの奪い合いになるが、ダメージが深いのはデラホーヤの方か。
7Rは回復を待つデラホーヤが下がり続けて防戦一方となり、クォーティの流れに。8Rもデラホーヤは手数が出ないが、時おり鋭い右を放つ。
 9Rには反撃に転じたデラホーヤがガードをこじ開けるように左アッパーのダブルを放つが、逆にクォーティの右がヒット。それでも反撃を緩めないデラホーヤは、10Rに左を入れてクォーティをフラつかせる。このピンチはダッキングで凌いだクォーティだが、最終ラウンド開始早々、遂にデラホーヤの左フックがクォーティを捉え、クォーティダウン!逆転を狙うデラホーヤはコーナーに詰め猛ラッシュを仕掛けるが、クォーティはこれを凌ぎ、デラホーヤがガス欠となった状態で試合終了。

 二転三転の大激戦は判定2-1でデラホーヤが勝利。普通は6Rのダウンの後はジリ貧の展開となってしまうところだが、そこから反撃に転じて大逆転を呼び込んだのはお見事。何度か書いたように自分はデラホーヤの試合を見たのはホプキンス戦が最初で、どちらかというと負けた試合の印象しか残っていないのだが、こんな試合をやってのけていたのか、と今さらながら感服。
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by nugueira | 2013-06-26 23:06 | ボクシング | Comments(0)