反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

UFC170の感想

 WOWOWで見たメイン枠の感想を。

ロバート・ウィテカー×-○スティーブン・トンプソン(1R TKO)
 リーチに勝るトンプソンが1R中盤からパンチ、サイドキックを着実に入れペースを握ると、右ストレートをヒットさせウィテカーがダウン!一度は立ち上がるもののトンプソンがパンチ連打を打ち込み再びダウンを奪取。最後は足に組み付くウィテカーにトンプソンがパウンドを入れ続けたところでレフェリーがストップ。PPV開始に相応しい快勝劇でトンプソンが3連勝。

マイク・パイル○-×T.J.ウォルドバーガー(3R TKO)
 1Rは打撃戦でウォルドバーガーにやや押されつつも、中盤にパイルがテイクダウンに成功しサイドポジションへ。最近は上をキープしただけではポイントが取れないケースが増えているが、1Rはパイルか。
 2Rもパイルがテイクダウンした後にウォルドバーガーが下から足関を取ろうとする場面はあったものの、どちらかというとスタンド中心の展開でウォルドバーガーが押し気味の展開。勝負の行方は最終ラウンドへ。
 3R前半はウォルドバーガーが打撃で押し込んでいきパイル劣勢の雰囲気だったのだが、中盤にパイルのスピニングエルボーが当たると一気に形勢逆転。ウォルドバーガーのタックルにヒザを合わせるとそこからマウントを奪い、肘打ちで攻勢。肘を食らったウォルドバーガーは意識朦朧な感じだったが例によってストップが遅く、最後はバックマウントからパイルが殴り続けたところでようやくストップ。パイルはスタンドの攻防で押されつつも最後は打撃で逆転。しぶとさを見せた。

ローリー・マクドナルド○-×デミアン・マイア(判定)
 低い構えでマイアのタックルに備えるマクドナルドだが、マイアはそれに構わずタックル。一度は切られるもののしつこく片足タックルにいきテイクダウンを奪うと、パウンドと肘で削り続ける。ラウンド終盤にマクドナルドは脱出しスタンドで反撃するが、いきなりテイクダウンを奪われて削られる苦しい展開。
 これ以上テイクダウンを許すと厳しくなりそうなマクドナルドだが、2Rは一転してジャブで先手を取り続けると、右ミドルをマイアの腹に突き刺して一気に形勢逆転。マイアはタックルには行くものの切られ続け、打撃で一方的に削られる展開のまま2Rを終了。
 マイアはここから再度ひっくり返す余力はなさそう、という雰囲気で迎えた3R。マクドナルドが2Rと同様打撃でペースを握り続けるが、マイアも腹を括ったか圧力を強めてタックルへ。一度は切られたが、ケージ際に押し込んでから抱え上げるようにしてテイクダウンに成功。大逆転なるか?と思わせたが、ここまで削られ続けたダメージが大きかったか、今回は上をキープできずマクドナルドに立たれてしまう。マクドナルドも勝ちを確信したか終盤は無理にフィニッシュを狙う様子もなく、判定3-0で勝利。ウェルター級トップ戦線に踏みとどまった。
 マイアは敗れたとはいえ最後に見せ場を作ったのはお見事。最終Rの苦しい場面でもテイクダウンを奪った場面に柔術家の意地を見た。一方のマクドナルドは終盤が例によって安全運転モードになってしまったのが残念。仮にジョニヘンに挑戦することがあっても、こういう試合をやっているようでは厳しそう。

ダニエル・コーミエ○-×パトリック・カミンズ(1R TKO)
 積極的にローやパンチを繰り出すカミンズだが、打撃のスピード・キレともにコーミエが上手。クリンチアッパーを効かせると、最後はアッパーがアゴを掠めるようにヒットしカミンズがダウン。そのまま追撃のパウンドを入れコーミエが貫録の勝利。ライトヘビーでも問題なく戦えることを示したけど、この1試合だけでJJに挑戦するのはやっぱり違和感がある。

ロンダ・ラウジー○-×サラ・マクマン(1R TKO)
 開始と同時に両者激しい打ち合い。マクマンのパンチをもらいつつもラウジーは組み付いてケージに押し込むと、そこから肘打ち・膝蹴り。なおもクリンチの状態から隙間が空いたところでラウジーがボディへの膝蹴りを突き刺すと、マクマンはそのまま前のめりにダウン。開始1分6秒、ラウジーがまさかの膝蹴りKOでメダリスト対決を制し防衛。
 ラウジー勝利を予想しつつも「じゃあどうやって勝つのか」という点は全く思い描けていなかったのだが、まさかこんなフィニッシュを迎えるとは・・・。どうしてもマクマンが情けなく見えてしまうのだが、これは勝ったラウジーを褒めるしかないか。テイクダウンを巡る攻防がクローズアップされた一戦も、蓋を開けてみればラウジーがテイクダウンを仕掛ける場面すらなく打撃でフィニッシュ。こうなるとますますラウジーの負ける場面が想像できなくなってくる。こりゃ当分一強時代が続きそう。

 来週はマカオ大会。人気ブログランキングへ
[PR]
Commented by スラッカー at 2014-02-23 23:37 x
ロリマクはGSP兄貴より気は強そうなのにゲームメイキングでは全くそれが活かされてませんよね
ダメージとポイントを取る事のみに固執してメンタルを削る事まで頭が回っていない様な

ラウジーはミーシャ戦でも底を見せてないと思っていましたが
本気の彼…彼女と誰が相手になるんだろうて感じですね
Commented by おっさん at 2014-02-24 21:56 x
マクドナルドは前回も今回もポイント的に接戦だった事でもわかる通り、相手を圧倒的に制圧出来るほどの実力はない。
GSP譲りなのは手堅さだけ。
と言いますか、GSPの場合は意外と手堅く行ってない場面も多いし、単にフィニッシュが上手くないだけという部分もあったと思うけど、マクドナルドは本当に手堅く行っちゃてる。
2Rのマイアの動きなら簡単にフィニッシュまでいけたと思うけど、長引かせる事で3Rを失うリスクが発生した。
UFC参戦し始めた頃みたいな若さ溢れる荒々しいファイトもたまには見せて欲しいですね。
行く時は行くという方が勝率も上がるし、強く見えると思います。

ラウジーは、アンデウソンやGSPが不在の中、UFCのエースと言ってもいいぐらいの注目度の地位にきちゃってるけど、過度のプレッシャーや疲労で潰れたりしないかがちょっと心配ですね。
女子格は好きじゃないですが、年末からの連戦お疲れ様という思いです。
Commented by nugueira at 2014-02-24 22:33
>スラッカー様、おっさん様
 マクドナルドは前回も今回も終盤で相手に気合負けしちゃってるんですよね。一度ペースを握ったところでそのままフィニッシュする力をつけないと厳しいですね。技術よりもメンタルの問題かもしれませんが。
 ロンダについては、これまでは「ロンダが負けたところからUFC女子の次のステップが始まる」という認識だったのが今は「ロンダがコケたら女子そのものがコケる」という感じで、おっさん様ご指摘のようにプレッシャーがだんだん心配になってきます。
by nugueira | 2014-02-23 22:44 | UFC | Comments(3)