反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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シュトルム&ビカ

 エキサイトマッチの感想を。まずはIBFミドル級タイトルマッチ、ダレン・バーカー vs フェリックス・シュトルム。

 1Rから積極的に手数を出して仕掛けていくバーカー。一方のシュトルムはガードをがっちり固め、ラウンド終盤には打ち下ろしの右。バーカーのラウンドだが、シュトルムの右も怖いか・・・と思った2R、その打ち下ろしの右がヒットしバーカーがダウン。その後あっという間に2度目のダウンを奪われたバーカー、何とか立ち上がるが完全に足にきている。シュトルムが反撃の隙を与えず追撃を入れたところでタオルが投入。シュトルムが2ラウンドKOで王座に返り咲いた。
 前も書いたが自分の中でシュトルムは「デラホーヤが6階級制覇したときの対戦相手」というぐらいの認識で、激戦区のミドル級ではもう割り込む隙間はないかな・・・と勝手に思っていたのだが、蓋を開けてみればお見事な勝利。しぶとい選手だわ。

 もう1試合はWBC世界スーパーミドル級タイトルマッチ、サキオ・ビカvsアンソニー・ディレル。

 1R、ディレルの右ストレートがヒット!しかしビカはこれにもひるまず距離を詰めてゴツゴツとパンチを繰り出していく。2Rもビカが前に出て思い切りパンチを振り回していく展開。しかし手数に比べて命中率はさほどでもなく、ペース配分が心配になってくる。
 3Rに入るとディレルがパンチのタイミングをつかんだのか、序盤からディレルの右が繰り返しヒット。ビカにとっては嫌な流れになってくるが、4Rにビカの大振り右フックが遂にヒット!ディレルはグラつき、流れは再びビカに。序盤から泥試合の様相を呈してくる。
 5Rもビカがディレルの顔面にパンチを入れていくが、終盤にディレルが右のショートをヒットさせビカがダウン!一撃で再び試合の流れをひっくり返してしまう。 
 このままディレルが一気に流れを引き寄せるかと思いきや、6Rにはビカが再び前に出て近距離の打ち合いに持ち込むと、お返しのクリーンヒットを打ち込みディレルをダウン寸前まで追い込む。4Rといい、ビカはピンチを迎えた次のラウンドをきっちり取り返しているのが凄い。
 6Rのダメージが残っているのか、ディレルは7R以降手数がガクッと減ってしまう。個人的採点は7R終了時でイーブンだが、流れはビカ。序盤を見る限りビカのガス欠が心配だったはずが、ディレルが先に消耗する予想外の展開になってくる。
 8・9Rはビカが手数で押していく展開が続き後がなくなってくるディレルだが、10Rにようやくカウンターを出すようになり反撃。さらに11Rにはビカがローブローで減点を食らってしまう。
 最終Rは両者積極的に打っていくが、ディレルはポイントで勝っていると判断したのか終了間際は距離を取りながらガッツポーズ。
 個人的採点は114-112でビカ。10Rは微妙なのでドローもあるかと思ったが、判定は三者三様の1-1でビカがドロー防衛。まあ納得のいく内容。ビカは上手さは感じないが、自分の勝ち方とその展開に持っていく術を知っているという感じ。
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Commented by なちょ at 2014-02-27 07:08 x
>シュトルムは「デラホーヤが6階級制覇したときの対戦相手」というぐらいの認識

これまた認識が古すぎますよw
まあエキサイトマッチがシュトルムの試合を放送しないんで仕方ないですが、ドイツでそこそこの強豪相手に疑惑の判定を含めて防衛してました。ただ最近劣化してきたんで負けると思ってたんで、この勝利には勝ち方を含めてびっくりしました。
Commented by nugueira at 2014-03-01 18:03
>なちょ様
 かつて「海外ボクシングはデラホーヤの試合しか見ない」という時期があったもので、未だにその名残が・・・。しかし今回の勝ち方は本当にお見事でした。
by nugueira | 2014-02-20 23:24 | ボクシング | Comments(2)