反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

UFC169の感想

 WOWOWで見た感想を。

ジェイミー・ヴァーナー×-○エイブル・トゥルジーロ(2R KO)
 スタンドのパンチ合戦からスタート。トゥルジーロは身体ごと飛び込みながら振り回すようなパンチを連打。スタンドではやや押され気味だったヴァーナーはテイクダウンからバックを奪うと、ノースサウスチョークの体勢へ移行。ここはトゥルジーロが凌ぎ、スタンドで再び盛り返したところで1R終了。
 パンチの打ち合いでは分が悪い雰囲気だったヴァーナーだが、2R開始早々に左を入れてトゥルジーロを下がらせると、ケージ際に詰めてパンチを連打。逃げるようにタックルへ行くトゥルジーロをなおも殴り続け、一気に試合を決めにいく。スタンドに戻った後もトゥルジーロはダメージが濃く、意識朦朧ながらパンチを返しているという様子。一方のヴァーナーも攻め疲れかパンチにキレがなくなってくるが、仕留めるのは時間の問題か・・・というところでトゥルジーロのカウンターの右が炸裂!一撃でヴァーナーが崩れ落ちまさかの大逆転KO。最後のぶん回し合いは正直ハイレベルとは言い難いが、面白い試合だった。

ジョン・リネカー vs. アリ・バガウティノフ(判定)
 1R開始早々、バガウティノフはカウンターのタックルでテイクダウン。リネカーが下から足関節を狙うとバガウティノフも足を取り、UFCには珍しい足関合戦。再開後もバガウティノフはリネカーの蹴り足を取ってテイクダウン。バガウティノフが自分のペースで試合を作っている。
 2Rもバガウティノフはタックルを混ぜながら攻めるが、リネカーはタックルを切ると圧力をかけ続けボディブロー。バガウティノフもパンチは返すものの、前に出続けた分リネカーのラウンドか。
 このままリネカーが主導権を奪い返すかと思われた3R、バガウティノフがテイクダウンに成功。リネカーはマットに打ちつけられた際にどこか痛めたのか動きが悪くなり、またも形勢逆転。この後もバガウティノフがしつこいタックルからテイクダウンを取り続け、判定勝利。3連勝中のリネカーを破ったことでタイトル戦線にも浮上してくるか。

フランク・ミア×-○アリスター・オーフレイム(判定)
 アリスターは自分からラッシュは仕掛けず比較的静かな出だし。組み付いた状態からアリスターのヒザがヒットしミアがグラつく!アリスターはそのままミアを倒して上を取ると、ミアの片腕を固定しながらもう片方の腕でパウンド・ヒジを連打。相変わらずレフェリーが止めないのでブレイクから再開になるが、アリスターはここ2戦の反省からか無理には攻めに行かない様子。
 2Rも序盤はアリスターがスタンドで冷静に攻めるが、ミアがテイクダウンに成功しギロチンへ。しかしアリスターはこれを外すと上を取り返しパウンド。ミアは顔面から流血し試合の大勢は決した感じ。
 アリスターは3Rもスタンドで所々いい打撃を入れたものの深追いはせず、安全運転に徹した試合内容で連敗脱出。名のある崖っぷちの選手同士を当てるとこういう試合になってしまう、という悪い例になっちゃったか。

ジョゼ・アルド○-×リカルド・ラマス(判定)
 アルドは序盤全く手数を出さずラマスとの間合いを測るだけだったが、1R3分過ぎにワンツーからローをヒット。これでアルドは距離設定が完了したか、ラマスの蹴り足をつかんで倒すとパンチで攻勢。手数やダメージとは別の次元でアルドがラマスを圧倒している印象で1Rが終了。
 2Rに入っても流れは変わらず、ラマスのパンチやスピンキックが全て見切られる一方でアルドのパンチ・ローが次々とヒット。ラマスは完全に打つ手なしという状況に追い込まれる。「ヘビに睨まれたカエル」という表現がここまでしっくりくる状況を初めて見た。
 後はアルドがフィニッシュできるかどうかが焦点か、という空気で後半戦に突入。4Rにはラマスが片足タックルで押し込むもののアルドはテイクダウンを許さず、逆にラマスが引き込んだところでマウントを奪いチョークスリーパーへ。ラマスに凌がれるものの、全局面でアルドが圧倒していく。
 最終ラウンドもアルドが先にテイクダウンからマウントを奪うが、ラマスがスイープに成功しようやく上を取ることに成功。この後は試合終了までラマスがパウンド・肘で攻勢をかけるが時すでに遅く、大差の判定でアルドが防衛に成功。メンデスとのリマッチも見たいのだが、ここまで強いとライト級転向も致し方ないと思えてくる。

ヘナン・バラオン○-×ユライア・フェイバー(1R KO)
 スタンドで間合いを測り合う両者。フェイバーがバランスを崩したところでバラオンがパンチに行く場面もあったが、フェイバーもパンチで前に出ていく。簡単には均衡は崩れないか・・・と思いきやバラオンの右ストレートがフェイバーのガードをすり抜けてヒットしフェイバーがダウン!バラオンの追撃を凌いで何とか立ち上がりスタンドに戻すフェイバーだが、バラオンの攻勢は止まらず右のオーバーハンドでフェイバーまたもダウン!バラオンの足にしがみつくだけになったフェイバーにバラオンが鉄槌を連打したところでレフェリーがストップ。バラオンが問答無用のKOでフェイバーを返り討ちにし、正王者の座を防衛。
 ストップのタイミングについて議論はあれど(ハーブ・ディーンが「ストップが早い」と怒られる日が来ようとは思ってもみなかったが)、2度のダウンを奪ったバラオンの圧勝劇であったことは間違いない事実。これでいよいよ敵がいなくなっちゃったなあ。一方アルファメール三羽烏は12月のベナビデスに続き、タイトルマッチで2人続けて1ラウンドKO負け。最後の砦・メンデスは果たしてどうなる。

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Commented by みゆパパ at 2014-02-03 12:59 x
昨日は第1試合からずっとリアルタイムで視聴していましたが、判定続きで疲れましたw

メインのストップは2度目のダウンの倒れ方が完全に突っ伏しちゃいましたからね。フェイバー応援していたので残念ですが仕方ないと思いました。

ペティスはいつ復帰になるか分からないですし、まずはメンデスとのリマッチをお願いしたいところです。

ヌゲイラさんの勝敗予想、2月も前途多難ですね・・・
Commented by nugueira at 2014-02-08 15:57
>みゆパパ様
 アルドvsペティスもキャッチウェイトにするかどうかで揉めてるみたいですし、まだまだ分からないですね。
 今回のユライアは自分でも博打を打ってる自覚はあったので、まあ仕方ないです。ここから反撃を・・・。
by nugueira | 2014-02-02 15:34 | UFC | Comments(2)